4月27日・28日に、とどろきアリーナで行われた、チャンピオンシップ前最後の川崎ホーム戦vs京都。1日目のゲームを写真で振り返る。
川崎はこの節、「東芝レッドサンダース」が天皇杯・リーグの2冠を初めて達成した、1999-2000シーズンのデザインをモチーフに復刻したユニフォームを着用し、長きにわたってチームを支えた「TOSHIBA」への感謝の思いをコートで表現して魅せた。
両者譲らぬ展開で、激しい攻防が目の前で繰り広げられる。
第2ピリオド、不慮の怪我でプレー続行が難しくなった川崎の篠山選手に代わり、#0 藤井選手が躍動。常に全力で走り込み、阻まれても阻まれても果敢にアタックし続ける姿に胸を打たれたファンも多いのではないでしょうか。
両者共に素晴らしいプレーをいくつも魅せてくれましたが、撮っていてとにかく1番強く感じたのは、両チームともに「チーム力」が素晴らしいということ。
やはりシーズン終盤は、前半のそれとは大きく違います。
長いことプレーし続け、疲労も溜まり、前半とは違う”問題”も、もしかしたらあるかもしれません。しかし、様々なことを全部乗り越え、もしくは乗り越える過程でチームの団結が高まり、こうやってコートで表現されるのだろうと思いました。
川崎には川崎の団結。
京都には京都の団結。
個々の思いが繋がって、「チーム」になる。
そんな事を考えました。
両チームともチャンピオンシップ進出を決めているだけに、さらに進化していくであろう”チーム力”を、まだまだ追いかけたいと思います。
文・写真 安井麻実