若手選手たちが経験をシェアし「いい感じになっている」
現在16勝2敗で勝ち点34、リーグ2位と好調な三菱電機。3位の富士通レッドウェーブと4位のトヨタ紡織サンシャインラビッツに2連勝し、ENEOSサンフラワーズにも負けていない。現在7連勝中と波に乗っているのに、ここで1ヶ月のブレイクの期間に入ってしまうのがもったいない。しかし、西岡は「この結果に満足することなく、もっともっと成長していくのがコアラーズです。なので、これからも練習の中でこの好調さをキープしていきたいです」と貪欲に1ヶ月間を有効活用するだけだ。再開後は日立ハイテク クーガーズと対戦し、その後の3月4日と5日には長崎で、1ゲーム差で追うトヨタ自動車アンテロープスとの首位攻防戦が待っている。
2018ー19シーズンにファイナルへ進出し、チーム最高位の準優勝となった三菱電機。選手同士が積極的にコミュニケーションを取り合い、あのときと同じような雰囲気を感じた。西岡に当時と比較してもらえば、「あのときのチームは、コアラーズをずっと支えてくださったベテランの方々が築いてきたものが実った形でした」という印象を持つ。あれから5年、選手も様変わりし、新生コアラーズとなった今は「フレッシュな感じ」がしており、チームの成長も実感しながら悲願のリーグ制覇に向かう。
「今まで若手がずっと経験してきたことをやっとみんなでシェアして、どんどんどんどん個々の良いところが出てきました。そこが合わさって、今はいい感じになっていると思います」
文・写真 泉誠一
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