※本記事はバスケットボールスピリッツのWEB化に伴う、2018年7月末発行vol.23からの転載
【MVP】髙田真希(デンソーアイリス)
正直なところ、女子の選考は少し難しかった。というのも本家(?)Wリーグが選ぶ各賞があまりに的を射ていたからだ。
それでもMVPについては、あえて「レギュラーシーズン1位」もしくは「優勝」といった枠組みを取っ払い、個人成績を中心にチェックしてみた。するとデンソーの髙田真希がリーダーズ表彰の全8部門中7部門でベスト10入りを果たしていることがわかった。
●得点2位 (1試合平均 18.35得点)※1位の渡嘉敷来夢は1試合平均 18.39得点
●アシスト10位 (1試合平均 3.58本)
●リバウンド1位 (1試合平均 11.16本)
●スティール5位 (1試合平均 1.87本)
●ブロックショット10位 (1試合平均 0.9本)
●フィールドゴール成功率2位 (59.61%)
●フリースロー成功率6位 (84.15%)
日本が誇るオールラウンドプレーヤーの面目躍如である。
さらに彼女は今シーズン、キャプテンとして、新人が7人も入ってきた若いチームをWリーグ、皇后杯ともにファイナルまで導くリーダーシップも発揮している。けっして声を出して引っ張るタイプではない彼女がコート上で若い選手たちに声を掛け、若手では苦しいと思われる場面で自ら結果を出したことでチームに安定をもたらした。