※本記事はバスケットボールスピリッツのWEB化に伴う、2018年8月末発行vol.24からの転載
それぞれ異なる武器を持ち、新戦力として期待される羽田の4人のルーキー。シーズン開幕間近の座談会では「不安より楽しみが大きい」「早くコートに立ちたい」「自分の力を試したい」といったポジティブな言葉が飛び交った。
−−羽田の一員となった感想を聞かせてください。
鷹のはし 練習をしていてもパワーやスピードがやっぱり違います。自分が想像していたより強かったし、速かったです。
星澤 一言でパワーと言っても、ただ単に強いだけじゃなくてそこからの技術が違いますね。大学まではイケ~、イケ~という感じだったんですが、ここでは押し込むところと引くところのかけひきがあって、そこはこれから自分が身に付けなくてはならない点だと思っています。
山本 スピードやパワーはもちろんですが、私はコートの上とコートを離れたときの切り替えの早さに驚きました。練習中は1つのプレーにこだわって緊張感があるのに、終わったらみんなでわいわい楽しい雰囲気になって、オンとオフがきっちりできているというか。
津村 先輩たちはほんとにみんな優しいです。練習中もアドバイスしてくれるし、私たち(新人)がどんどん発信できる環境を作ってくれてるなあと感じます。
星澤 プライベートでは私とシュン(津村)、ユノ(鷹のはし)とミオ(山本)が2人1組でそれぞれ2DKのマンションに住んでいるんですが快適ですよ。1人じゃないから淋しくないし、洗濯物を干して外出したとき、雨が降りそうになったら「洗濯物、中に入れといて」と電話すれば済むし、いろいろ便利(笑)
津村 ユメ(星澤)は明るくておもしろいのでしょっちゅう笑わせてもらってます。
星澤 そういうシュンもおもしろい。プレーだけ見てるとなんかすごくクールなイメージがあったけど全然クールじゃなかった(笑)
山本 ユノも最初はおとなしくて静かな子だと思ってた。
星澤 みんな、だまされたよねえ。実際はおしゃべりでにぎやかな子だった!
鷹のはし ハハハ…。まあ、基本、4人とも明るいので毎日楽しいです。
−−自分のセールスポイントを挙げるとしたら?
山本 自分はドライブが好きだし、ドライブからのパスも好きです。自分が行くところと周りを生かすところの判断力をもっと磨いてターンオーバーを減らして、流れを変えるガードになりたいと思ってます。まだ、焦ったり、カァーとなってしまうところがあるので、冷静さを保つのも課題ですね。
津村 えー、ミオはいつでも冷静に見えるよ。
星澤 合わせのパスもすごくうまいし、頼りになる。
山本 ほんまにぃ?(笑)。そういうユメも頼りになるよ。
津村 ユメはリバウンドとブロックがとにかく上手い。取れないかな? と思ったリバウンドでも後ろからガッともぎ取るというか、想像を超えたプレーをするよね。
鷹のはし 自分がディフェンスで抜かれちゃって、あっ! と思ったときもユメが3線からバコーンとやってくれるみたいな。本当にブロックが上手いし、ユメが3線にいてくれると安心できるんだよね。
星澤 みんながそう言ってくれるのはうれしいし、自分でも武器はリバウンドとブロックだと思ってるけど、みんなに比べてキャリアが短い分、技術で劣るところがあるから…。