Photographs by Munehiko Yoshida 吉田 宗彦
2016年3月15日/富士通レッドウェーブ ●66 vs 75○ JX-ENEOSサンフラワーズ@国立代々木競技第2体育館
富士通のファーストシュートは#11篠崎 澪。序盤、富士通は厳しいシュートチェックに対してドライブから得点を重ねる。
高校時代からのライバル同士のマッチアップ。富士通#0長岡萌映子vs JX-ENEOS#52宮澤夕貴。この勝負は、巧みなステップで宮澤をかわした長岡が一本取った。
体を張ってリバウンドに絡むJX-ENEOS#23大沼美琴。しびれる展開のゲームでは“玉際の勝負”がゲームを左右する。
どちらが先に抜け出すか……ゲームが動いたのは第3P。それまで沈黙していた“ビッグ・スリー”の一人、JX-ENEOS#21間宮佑圭の連続得点もあり、スコアは二桁点差に。
富士通#1三谷 藍がチームに檄をとばす。競った展開になるほど増すベテランの存在感。
「自分の出来はよくなかった」シリーズを通して人知れず苦悩していたエース、JX-ENEOS#10渡嘉敷来夢だが、得点とリバウンドはチームハイ。エースの役割を果たした。
無類の勝負強さを発揮したJX-ENEOS#0吉田亜沙美は、スリーポイント5/7を含む21得点。チームを勝利に導きファイナルMVPを獲得。
ここ数年で最も王者JX-ENEOSが追いつめられたファイナルとなった。それでも勝利をたぐり寄せた王者のメンタリティー。苦しんだ末の優勝!