JX-ENEOS サンフラワーズ vs 富士通レッドウェーブ
3月10日(木)@松本市総合体育館(長野県松本市)
19:00~ ◆NHK-BS1(生中継)
3月12日(土)@小瀬スポーツ公園体育館(山梨県甲府市)
13:00~ ◆NHK-BS1(生中継)
3月13日(日)@国立代々木競技場 第2体育館(東京都渋谷区)
13:00~ ◆NHK-BS1(生中継)/ WJBLチャンネル(録画)
3月15日(火)@国立代々木競技場 第2体育館(東京都渋谷区)
19:00~ ◆NHK-BS1(生中継)/ WJBLチャンネル(録画)
3月17日(木)@国立代々木競技場 第2体育館(東京都渋谷区)
19:00~ ◆NHK-BS1(生中継)/ WJBLチャンネル(録画)
※5戦3戦先勝方式。4戦目、5戦目は行われない可能性があります。
女子バスケットの国内トップリーグ、「第17回Wリーグ」のファイナルが始まる。レギュラーシーズン1位、10年連続34回目の出場で8連覇を狙うJX-ENEOSが、同2位、2年連続4回目の出場で8年ぶりの優勝を目指す富士通を“迎え撃つ”
「迎え撃つ」というのは、昨シーズンも同じカードでJX-ENEOSが3タテで連覇を伸ばしたからだ。セミファイナルも対照的な戦いぶりで、デンソーを相手にまったく危なげなく勝ち上がったJX-ENEOSに対し、富士通はシャンソン化粧品に2勝1敗。1戦目を落とし、2戦目は大差をつけられる崖っぷちから、ミラクルな逆転勝ちで何とかファイナルにたどり着いた。
「最初からやったらええやん……」2戦目を終えた後、テレビのインタビューに流暢な(!?)関西弁で選手たちの奮起を促したBTテーブスヘッドコーチだが、果たして秘策はあるのだろうか?
「レギュラーシーズンとプレーオフの戦いはまったく違います。特にJX-ENEOSさんはプレーオフに 入ると“別の顔”を出します。昨年の印象が今でも残っています。自分たちのバスケットをもう一度見直さなければなりません。2戦目(セミファイナル)の奇跡の逆転勝ち以外、あまり良いバスケットはできていません。でも、我々はまだそれだけの力(大差を逆転できる)があるということです」(BTテーブスHC)。
「私たちはプレッシャーディフェンスからブレイクを出すことが持ち味。ハーフコートではボールも人も、しっかり動かしてバランスよく得点することが大事だと思います。課題のリバウンドをしっかり取りきることも意識したい」とは、PG#10町田瑠唯選手のコメント。インサイドの要となる#0長岡萌映子選手は、
「昨年はストレート負けで自分たちのバスケットができずに終わってしまいました。今年は最初から自分たちのバスケットができるように、少しでもいい勝負ができるように頑張りたい!」と決意を語った。
先手必勝!──最初からフルスロットルで王者に挑み、勝機を見出せなければならない。
一方の佐藤清美ヘッドコーチ(JX-ENEOS)は、
「富士通さんは得点力の高い選手が多いので、そこをどう抑えるかがポイント。全員得点力があるので、全員を一ケタに抑えるディフェンスをしなければ勝てないと思っています」と気を引き締め、ディフェンスで勝負すると言う。確かに、#0吉田亜沙美、#10渡嘉敷来夢、#21間宮佑圭のビッグ3が揃うオフェンス力はリーグNo.1。ディフェンスが機能すれば、昨シーズンの再演は可能だろう。
「JX-ENEOSはアップテンポの展開で、ディフェンスからのブレイクをどれだけ出せるかがキーポイント。オフェンスというより、ディフェンスで積極的にプレッシャーを掛け、そこからスティールやリバウンドを取って走る展開に持ち込みたい」とキャプテン吉田選手も心得ている。渡嘉敷選手も、
「まずはディフェンス。ブレイクで走る時は自分が先頭を走り、積極的に点を取りに行きたい」とチームの戦い方を共有している。
リオデジャネイロオリンピックの女子日本代表候補に5名(富士通)と4名(JX-ENEOS)が名を連ねる両チームだけに見応えのある攻防が期待できそうだ。
NHK-BS1でライブ放送があるので、会場へ行けない人もテレビの前で応援できる。リオ五輪に挑む女子日本代表のスローガン、「メダルへの挑戦!」に向けた最高のファイナルは今日からなので、ぜひお見逃しなく!