今春、尽誠高校を卒業した渡邊雄太は、春から夏にかけて日本代表の一員としてプレイしていた。
5月に行われた東アジア選手権、中国や韓国はすでに同世代の選手たちが活躍しているのを目の当たりにしたこと。8月のアジア選手権ではアジア9位に終わったこと。18歳(現在19歳)の渡邊にとって、今年の夏は悔しい経験ばかりとなった。
その悔しい思いをする前からすでにアメリカ行きは決まっていたことではあったが、アジア9位となった張本人でもある渡邊は「日本を強くしたいという気持ちはすごくあります。アメリカに行っていろんなことを吸収して、日本をもっと強くするためにいろいろと還元できるようにしたい」と、明確な意志を持って9月3日に日本を旅立った。
NCAA Division 1のチームへの進学を勝ち獲るためにバスケと勉学を向上させるプレップスクールでのバスケシーズンが現地11月15日より、スタートする。シーズン直前の状況が届いたのでご紹介しよう。
「こちらの環境はすごく良いです!山にある学校なので遊びに行くことなんてまずできず、それが今の自分にとってはすごく良い環境だと思っています。コーチやチームメイトもみんな良い人ばかりですごく良いところです」
まだ開幕前だと言うにも関わらず、NCAA Division1の大学からすでに5つものオファーの話が来ているそうだ。
「オファーがあっても勉強ができなければ入れないので、これからも気を抜くことなくがんばります。成績は今のところ悪くは無いです」
文武両道を重んじ、勉強ができなければプレイすることもできない環境に身を置き、その両方をレベルアップしている最中だ。
セント・トーマス プレップスクールの試合日程やその他の情報はオフィシャルサイトにて。スラムダンク奨学金のサウスケントとは12月11日、2月7日に対戦が予定されている。