伊藤 まあ、そういうとこが可愛いっちゃあ可愛いですけどね。自分は小学校から颯太を知ってますが、そのころからチームの指示を自分で出して、全部自分でまとめてるみたいな感じでした。でも、生意気な感じは全然しなくて…。
大倉 俺、結構謙虚だから。
伊藤 自分でそういうこと言うか?でも、まあ謙虚なのは認めてやるよ。とにかくそのころからオーラがハンパなかったです。
坂本 颯太とマッチアップすると、自分がどんだけ頑張って、全力でディフェンスしても20点は取られる。なんかもうオーラが目に見えるぐらい。
八村 見える、見える。今も見えるよねえ。
伊藤 まぶしいよねえ。
大倉 はいはい、みんなありがとう(笑)
── 大学生になり、これからどんな選手を目指していきたいと思いますか?
大倉 残り何秒とかでボールをもらって決め切るのはもちろんですが、勝負所で一気に突き離して、相手の心を折るような選手になりたいです。あと、東海大はディフェンスのチームなので、ディフェンスを鍛えることは今後の課題です。
伊藤 自分はこれまでケガが多かったので、まずはケガをしない身体作りからしっかりやって、試合に出たらスタッツに残らない部分でも頑張りたい。ポイントガードとしては『良い状況判断』というのをずっと意識してやってきたので、そこはさらに磨いていきたいと思っています。
八村 自分の目標はレブロン・ジェームスです。
伊藤 出た!
大倉 いきなりレブロン・ジェームス!
八村 レブロンは世界で1番のプレーヤーって言われてるけど、それはやっぱり外も中もなんでもできるからだと思うんだよね。だから、自分もレブロンみたいに誰も止められないプレーヤーになりたい。そのためにはさっきも言ったけど、まずは筋肉を付けて当たり負けしない身体を作りたいです。
坂本 自分は高校時代は点取り屋とか言われてましたが、この4人の中ではいろんな面で1番劣ってると思っています、だから逆に、と言ったらおかしいですが、この3人を生かす選手になりたい。この3人をどう生かすかを考えて、それをこれから学んでいきたいです。
大倉 今、思ったんだけど、俺らってお互い持ってないものを持ってるって気がしない?みんな持ち味が違って、役割がはっきりしてるっていうか。一緒にやったら絶対おもしろいチームになると思う。
── 竹内譲次(アルバルク東京)世代に次ぐゴールデンエイジとも言われてますね。
大倉 はっきり言って、それ狙ってます!(笑)
伊藤 新人戦2連覇も狙ってます!
坂本 絶対勝つ!
八村 なんかわくわくしてきた(笑)
文 松原貴実
写真 吉田宗彦