Bリーグはアルバルク東京が連覇を成し遂げた。WリーグはJX-ENEOSサンフラワーズが前人未踏の11連覇を達成。本日5月12日(日)にファイナルを迎える『天皇杯』第47回日本車いすバスケットボール選手権大会は、常勝軍団・宮城MAXが11連覇に王手を懸けた。対するは初優勝を目指す埼玉ライオンズ。決勝は15:30より武蔵野の森総合スポーツプラザにてTip-Off!
「まだまだ強さを示すことができた」藤本怜央
宮城MAXは1回戦の伊丹スーパーフェニックスに続き、準決勝のワールドバスケットボールクラブ戦も苦戦を強いられる。第4クォーター開始3分、追い上げるワールドバスケットボールクラブは#7竹内厚志(3.0)の3Pシュートに続き、#5加藤和徳 (3.0)が得点を決め、54-53と逆転に成功。しかし、常勝軍団は慌てなかった。
ヘッドコーチを兼任する#15藤井新悟(1.5)は、「勝利を確信したところは最後までなかった。強いて言えば、3点差から5点差になったときに見えてきたかな」と残り時間とセーフティーリードを計算する。逆転された後、#9土子大輔(4.0)の連続得点で57-54と3点差をつけた。1本決め返されたがさらに土子が決め、ファウルをもらった#4藤本怜央(4.5)がフリースローを1本成功させる。藤井が勝負どころとして挙げた61-56、5点差になった。残る3分間をしっかり守って67-57で勝ち切る。厳しい2試合だったが、この勝ち切ったことに宮城MAXの強さが伺えた。藤本はそれを明確に言い表している。
「僕らも準備してきたつもりだが、相手は打倒宮城MAXでその倍以上の練習を相手はしてきていると僕は思っている。でも、10点差をつけて勝てたことで、まだまだ強さを示すことができたのかな。決勝に向けても良いゲームになったと思う」