── アートコートのこだわりポイントは?
go parkeyのアートコートを見て、リノベーションプロジェクトの依頼が少しずつ増えて来ました。他方、go parkeyがバスケと同じくガチで取り組んでいる ”アート” の側面は、まだまだ理解が足りていないように感じています。昨今、作家不明の単にカラフルなパターンが施されたコートも散見されるからです。美化されるコートが増える波及効果は狙い通りであり、素晴らしいことです。しかし、オリジナルの表現をすることに命をかけているアーティストたちがデザインした美術館レベルの “ガチ” アートは、やはり見たときの体感度が違います。そこがgo parkeyのこだわりです。
正しく楽しく。これをライトエナジーと僕たちは呼んでいます。今回のJSLや素晴らしい未来へ向かう選手たちとのコラボが実現したように、自分たちが信じるストーリーを突き進めていけば、どこかで同じエナジーやLOVEを理解できる人と自然と繋がっていけると確信し、それが活動の場を広げてくれます。現状に満足せず、アートやバスケ、そして子どもたちと誠実に向き合いながら、常に正しいと思うこと。それらをオープンかつ高いレベルで実現して、未来の子どもたちに最高の環境と機会を提供し続けたいです。
オリジナルの表現や生き方を突きつめ続けるアーティストたちの作品は尊く、本当に美しいです。キッズにはそんなライトエナジーを放つコート上でアートと一体となって自由に楽しくバスケをして、自分だけの道を生きるインスピレーションや勇気を受けとってほしいと願っています。
── Bリーグ選手がこのようなイベントに参加するには?
Bリーグで活躍する選手たちには、ぜひキッズたちに夢を与えて欲しいです。JSLのマイクも、「バスケ選手である前に良い人であること」とメッセージを送っていました。今回のイベントに参加した選手たちも、積極的にキッズたちにバスケを教えていたのが印象的でした。これは当たり前だと思いますが、日本のプロプレーヤーもクオリティやプライドだけでなく、キッズたちと同じ目線とプレイグラウンドに「ぜひ、カモン!」って感じです。まずはご連絡ください!
── 公園バスケを豊かにするための想いとは?
公園には夢があります。自分は10歳で公園バスケを初めて、夢を見続けてきました。大久保公園にコートを寄贈してくれたケビン・デュラントも公園でバスケをはじめ、NBAのスーパースターにまでのぼり詰めました。今回コラボしたJSLのマイクコーチや選手たちが子どもたちに教え、試合でも魅せてくれて、夢が詰まった1日でした。
LOVE GAMEで刺激を受けたキッズの中からNBA選手が誕生するかもしれません。部活に入らなくても、公園でバスケし続けてくれるかもしれません。アーティストになるかもしれません。何者にならなくても、思い出したら笑顔になるような記憶として残るかもしれません。絵やバスケを観ることを好きになってくれるかもしれません。公園は子どもたちの可能性を広げるとても大切な場所です。だからgo parkeyは、公園を身近で夢のある豊かな場所にしていくべく、まだまだアートコートを増やして、LOVE GAMEし続けなくてはなりません。
── 今後の目標は?
アートコートがあったら良いな、というすべての場所やプレイグラウンドをペイントし、LOVE GAMEのイベントをして、開かれた公園バスケのカルチャーをつくっていきたいです。マジックペンを持った子どもが何にでも絵を描きたくなるのと同じで、ペンキとスクイージーとフープがあればどこだってペイントしたい気持ちです。考える前に手が動いてしまうようなペンキ野郎になりたい。そして、必ずローカルの方たちとLOVE GAMEしたいし、もっと多くのアーティストとセッションもしたいです。
リノベーション・アートコートプロジェクト、LOVE GAME開催情報はインスタグラムにアップしています。この記事を読んでくれている皆さんの地域に、いつかアートコートが誕生する日が来るかもしれません。ウェブサイトでコラムも定期的にアップしていますので、是非フォローして下さい。応援宜しくお願いします!
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文・写真 泉誠一