アートコートの世界的なアワードを受賞した「2K Foundations x Kevin Durant Renovation Art Court 2022」にて、7月22日にこのコートを手がけたgo parkeyがキッズ・クリニックを開催。歌舞伎町のランドマークとして見下ろすゴジラの裏側に位置する新宿区・大久保公園、真夏の昼下がり。体温に近い熱帯と化した日本列島だが、ビルに囲まれたアートコートは日陰になり、さわやかな風が吹いて心地よいバスケ日和。約40人のキッズが、参加賞としてもらったばかりのカラフルなスポルディングボールを使い、元気にバスケを満喫していた。
クリニックコーチのRickey(アベ チカラ)は、バスケットボールのメッカであるアメリカ・ニューヨークに渡り、本場のスキルを学んできた。現在は、『ain’t nuttin’ basketball lab』を創設し、埼玉県を中心に活動。ホームタウンから世界へ、バスケの情熱を伝えながら底上げを目論んでいる。Rickeyコーチからキッズへ、「ストリートのコートにはいろんなことが詰まっている。体育館も良いけど、外のコートに来て、いろんな人とバスケを楽しんでください!」とメッセージを送った。
キッズクリニックの後は多国籍なボーラーが集まり、都内で唯一となる「ナイターバスケットボールリーグ」が開幕。3チームによる5on5で真夏の夜を盛り上げた。世代も性別も国籍さえも簡単に超越できるのが、ストリートコートの醍醐味である。go parkey代表の海老原奨氏もストリートボール出身であり、その仲間たちがこのコートに自然と集まっていた。そして今なお、さまざまな形でバスケに情熱を傾けている。
次回は7月29日(土)15時から、12歳以下を対象としたRickeyコーチによるキッズクリニックは参加者募集中(申し込みフォーム→ https://onl.la/NSKs7FJ)。17時よりナイターバスケットボールリーグが開幕し、自由に観戦できる。屋外公園のストリートコート開催なので、水分補給とゴミの持ち帰りは忘れずに。
文・写真 泉誠一