11月24日。
FIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区 1次予選の幕が上がる。
この日、駒沢体育館で行われた日本ホームの初戦。チケットが完売し、追加で急遽販売となった立ち見席も早々にソールドアウト。“AKATSUKI FIVEウェア”がついたチケットということもあり、会場は日本の応援カラー、赤に染まった。
“日本バスケ史上、最も過酷な1年”とも表されるFIBAワールドカップ出場をかけた戦い。
フィジカル面でも、技術面でもない。FIBAランクも関係ない。
私はただファインダー越しに、選手達の“想い”を追う。
フォトグラファーあとがき
11月24日、ついにFIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区 1次予選が開幕しました。会場は3482人の観客が駒沢体育館を埋め尽くし、 “ニッポン!”のコールが絶え間なく響きます。
“熱い想い”だけではどうにもならないこともあります。ですが、“熱い想い”がなければ成し遂げられない、そんなことの方が多いと思うんです。代表選手たちにその熱い想いが灯り続けている限り、私は彼らを撮ることをやめられません。
フォトリポートを書くときはいつもそうなんですが、今回は特に、“あまり言葉を添えたくない”と思いました。試合開始前に私が拾った選手達の“想い”を、写真から感じ取って頂けたら嬉しいです。
フォトリポート、ゲーム編へ続く!
文・写真 安井 麻実