11/5にトヨタ自動車アルバルク東京ヘッドコーチ、ドナルド・ベック氏が手掛けるバスケットボールコーチセミナーに参加して来た。
セミナーはベック氏のコーチ歴とコーチング哲学の分かる30分あまりのプレゼンテーションに始まり、フロアに移っての1時間30分は実演講義。今回のテーマはベックHCがチーム作りの重点に置くディフェンスの基礎。ディフェンスのスタンス、特にバランスを大切にすること、チームとしてのコミットメント、責任の所在がどこにあるのかを明確化することの重要性を再確認出来た。特に選手のコミットメントを引き出すこと(HCはbuy inと表現)と責任の明確化は日本のバスケコーチング現場の課題とも言える。ベック氏のセミナーは選手と指導者の信頼関係構築のヒントにもなり得る。
ベック氏は今後も月に1度、コーチングセミナーを開催予定とのこと。さらに、長期的に日本のバスケットボールに貢献したいという姿勢、参加コーチに対してオープンで質問も喜んで受ける対話型のセミナーは多くの指導者に勇気を与えてくれるだろう。
バランス良く情熱、ユーモア、丁寧な指導に理論を加えたベックHCのセミナーは参加価値が高く、指導の原点は「何を伝えるか」ではなく「どう伝えるか」にあると強く感じさせてくれる。
第2回セミナー開催スケジュール
12月3日(火)18:40受付開始、19:00スタート
場所:トヨタ府中スポーツセンター
(住所:東京都府中市北山町3-5-1トヨタスポーツセンター)
参加費:2500円
申し込み:toyotabasketballacademy@gmail.com までお名前と参加人数を明記。