第2回タスクフォース会議終了後、TK bjリーグ、NBL、NBDLに所属する全47チーム(来シーズンの新規参入含む)の代表を集め、チーム説明会が実施されました。その時に話された内容をご紹介します。
【資料】統合リーグ創設に向けて(案)
出席者
タスクフォースメンバー:川淵 三郎 チェアマン、インゴ・ヴァイス コーチェアマン、境田 正樹氏、村上 伸介 プロジェクトマネージャー
FIBAセントラルボードメンバー:スコット・ダーウィン氏
TK bjリーグ:河内 敏光コミッショナー
青森、岩手、仙台、秋田、福島、群馬、さいたま、東京、横浜、新潟、長野、富山、石川※、浜松、滋賀、京都、大阪、奈良、島根、高松、福岡、長崎※、大分、沖縄
NBL:丸尾 充 理事長
北海道、つくば、リンク栃木、千葉、日立東京、トヨタ東京、東芝神奈川、アイシン三河、三菱電機名古屋、和歌山、兵庫、広島、熊本
NBDL:パスラボ山形、大塚商会、東京海上日動、東京EX、東京Z、八王子※、アイシンAW、豊田合成、豊通名古屋、鹿児島
※は来シーズンより参入するチーム
川淵三郎チェアマン 挨拶
47チームが一同に介したのは今回が初めてのことであり、非常に歴史的な日であります。今日、タスクフォースで検討した中で、とくにリーグの統一に焦点を絞って話していきます。協会のガバナンス問題、日本バスケ界の強化についても簡単に触れた上で、リーグ統一へ向けて、どういう方向で皆さんにどうお願いするかを話していきたいです。
イワン・ヴァイス コーチェアマン 挨拶
FIBAとしまして、統一プロリーグ問題を解決が第一であり、そのためには皆さんの理解が大切です。統一プロリーグへ向けてご理解、ご協力をお願いします。
川淵チェアマンとともに皆さんの提案やアイディアを新しいリーグを形作るためにも一緒に作り上げていきたいと思っています。ぜひ、みなさんもいろんな情報や提案を忌憚なく申してください。新リーグを設立することによって、日本バスケ界がさらに発展することを我々は望んでいます。日本バスケは強くなる潜在的な力は大変あると思っていますし、将来有望です。2020年東京オリンピック、その先の将来を見据えて日本バスケを発展させていければと思います。
川淵チェアマン
■タスクフォース第2回会議の報告
協会のガバナンスについては、理事や評議員の数、どうやって決めるかはまだ最終的には決め切れていないが検討途中。現存と大きく変わることとしては理事の数を減らすことや、評議員数は逆に増えるかもしれないですが、これからさらに検討していくことになります。
バスケットボールデベロップメントのワーキンググループは、日本バスケに何が問題かを分析してもらいました。この40年間、男子日本代表はオリンピックに出場していないのは強化がうまくいっていないということであり、その理由については若手や指導者の養成育成をもっとドラスティックにやり方を変えて行かなければ強化改革は不可能だという意見が出ました。この2ヶ月間、4月いっぱいまでにやれること、いわゆる答申ではなく具現化するためにどうすれば良いかを含めて、梅野JBA会長以下関係者にもっと詰めていただきたいと思います。
指導者の養成育成に対する問題意識が一番多く、これを日本全体でどうレベルアップしていくかに尽きると思います。長い目で見て、指導者が問題というのは皆さん十分ご承知だと思いますが、それに対して画期的な、今までの延長線上ではないドラスティックなやり方での指導者の育成、若手選手の育成・養成。例えば高校の中に留まらず、地域の中で優秀選手を選抜し、プロチームの中で試合をさせるなど、今までにないようなことで若手の養成・育成ができればと思っています。そのことに関しては、さらに検討していき皆さんにご報告できると思います。
■統合リーグ創立に向けて
前回、bjリーグやNBL関係者に別々に話をしましたが、この改革が日本バスケが大きく変わるきっかけになる、それに伴いみなさんそのような覚悟をもって対応して欲しいと申し上げました。私の言った要件に関し、いろんな批判もあるように伺っていますが、大きく変化をして日本バスケが発展していくためには、今のままで良いとは皆さん思っておられないとはずです。やっぱり変わるために、どういう私案を講じ、未来に向けて現状を変えていくか。常にもの考え方をもって、大きな改革に取り組んでもらいたいと思っています。無理を川淵が言っているというのではなく、ここで変わらない限り、日本のバスケット界は変わらないと思っています。
僕がこの1ヶ月の間にいろんな試合を見た感想は、バスケット界が発展する可能性は十分あるということです。バスケットの試合そのものがおもしろいですし、初めて見る人が試合を観れば結構ファンになるとも思います。画期的にみんなが変わることによって、日本バスケ界のマーケティングという面でも大きく変わってくるという思いがあります。
bjリーグからはなかなか代表選手が育たなかった現状があります。別にエンターテインメントに徹していればそれで良いという意見もあるが、それは根本的に間違ってます。長い目で見て、ようするに日本人選手が強く無ければ、そのスポーツの発展はありません。外国人選手だけで楽しくバスケットをやっていれば良いというわけではないことは皆さん自身もお分かりでしょう。その部分を立場を変えて、日本代表選手の強化に向けてリーグを発展させていくんだという思いを共有させて、この改革をやっていきたいし、やって欲しいと思っています。
今、平均入場者数は約1500人。隣を見れば、中国は17チームで約5〜6千人、多いところは1万人を入れておりすごい人気があります。韓国も10チームで約5〜6千の観客が入っています。日本の倍以上です。中国や韓国がそれだけの動員ができているのに、なぜ日本がたったの1500人くらいなのか。“たったの”というのは皆さんには酷かもしれませんが、もっと集められる余地があるし、そのための努力しているチームもあれば、そうでないチームもある。みんなで力を合わせて観客数を倍増しなければマーケティングも広がっていきません。多くの人に見られることでスポンサーも興味や関心を持ち、マスコミも記事にするんです。今、皆さんの試合結果のみ、たった1行です。たった1行しか掲載されない競技なんです。そこを認識して、どう変えていくかということの上に立って、この改革について考えていただいたいと思います。
当然、理念をもつべきであり、各チームは持っているはずです。理念無くして、なんのためにバスケチームを持っているのか?理念のないバスケチームを持ってどうするの?僕は、理念の無いチームの存在価値があるとは思っていません。今、無ければリーグ理念に基づき、なんのために夢を持ってチームを持っているのかに対し、しっかりとした理念を作って欲しいと思っています。
新リーグについてのネーミングはどうするかはこれからですが、1部、2部というと抵抗もあるでしょうから、トップリーグ、チャレンジリーグ、地域リーグの3層構造で構成したいと思っています。。
今、ここにいる47チームが新規法人に入りたいと言った時に、ここから排除することは絶対にありません。みんなと一緒に新リーグを構築したいということはすでに決定しています。ここであなたのチームは資格がないから外すということはありえない。安心をしていただいて結構ですが、チームが2部に落ちたらファンやスポンサーが離れ、経営が成り立たないと多くの人が心配しておられるようです。それは経験が無いからそういう意見もあるでしょう。しかし、ファンはチームにちゃんとついてきます。スポンサーも出すお金は減るかもしれませんがそれで離れるスポンサーがそんなにいるとは思いません。もっとファンやスポンサーに対しても信頼して良いと思います。我々は新しいマーケティングを通じて、財政面で可能な限りの収入を得る努力をして、今の現状よりもより多くの配分ができれば良いと思っていますし、僕はできると確信しています。それだけの魅力あるバスケットボールリーグだからです。
チームの昇格については、自動入替や入替戦を実施するかどうかは、状況を見ながら進めていきますが、1年目から当然リーグ間の入替をしていきます。
リーグは一般社団法人として設立し、4月1日以降に発足します。準備期間中の体制として7〜8月に新組織として発足していきたいと思っています。今年の10月からスタートするようにFIBAから言われましたが、いろんな問題もあり2016年10月開幕へ向けてスタートします。
新リーグとJBAの関係において、過去にbjリーグがJBAに除名されたということで軋轢があり、6年前には調印式によってJBA傘下に復活しましたが、いろいろな感情的な問題もあって、今一つスッキリしない関係であったわけです。今回の新リーグができることで、やはり一からのスタートし、お互いの信頼関係を持って日本を代表するバスケットボールリーグにしたいです。今までのことを忘れ、全面的に協力していただきたいです。そしてJBAは、ありとあらゆる団体の頭にあるわけですから、新リーグはJBAの全ての決定に置いて遵守する。それは絶対にゆるぎないものであるということでやっていきます。
当然、人事の交流は、JBAと新リーグは交流していくように考えています。
いろんな規定についてこれから決めていくわけですが、リーグの運営費として入会金や年会費は納めてもらいます。しかし、その何倍かの配当金を皆さんに配れるようにならなければ、新リーグができる価値があるとは思っていません。その辺はある程度の配分がもらえると思っていただいて良いと思いますが、具体的にいくらとは今は言えず、これからマーケティングや営業活動をしていき、その結果どうなるかというのは逐一みなさんに報告していきます。
地域との関係は、都道府県協会とbjチームの関係が必ずしくも思わしくないチームもいくつかあるようです。僕なりの情報収集によると、やはりはじめにJBAに反してbjリーグを立ち上げたわけですから、地方協会に対して協力するなとJBAからの指示があり、その流れの中で良い関係が構築できなかったチームもあるかと思います。
しかし、今回限りにおいて関係の修復してぜひ欲しいですし、我々の力が必要な時は遠慮なく言っていただきたいです。都道府県協会のみならず、体協等も含めていろんな難しい問題があると思いますが、あまり尾を引くような形にせず、これをきっかけにすっきりした関係に戻るようにぜひ努力してほしいと思います。
新リーグへのチームの入会基準概要に関しては、気になる部分だと思います。これは大体こんな感じで始めようと思うので、この基準を乗り越える努力をしてください。現状は無理だ、と頭からそう思わずに、どう近づけるかという努力をしてもらって、4月末までにいろいろやったが現状こうで、将来的にこうなるという話を聞いた上で最終的に判断を下していくことになります。チームとしての理念は絶対に必要。何のためにこの世の中に存在しているのか、ということです。
法人は独立法人でともかくあること。
選手の契約形態はプロ契約が原則ではあるが、例えば15人中2人まではアマチュアでも良いなどはこれから話し合いを重ねながら変えて行けば良い。基本的に10人以上プロがいなければプロとは見なさないということになります。
チーム名称やロゴは商標取得済み、または出願中であること。第三者が商標登録していてそれを自分のものにするために、何百万、何千万払ったというトラブルが過去にJリーグでもあったので、よく確認してください。
地域名を入れること。企業名も地域名を入れるわけですが、どういうネーミングが全体のバランスとして良いかは話し合って決めて行けば良いと思います。
一部、僕の意見を言って反論もありましたが、この際にチーム名称を変えることも可能です。例えば、わかりやすい例であげさせてもらいますが、東芝神奈川とするよりも、川崎東芝とした方がとどろきアリーナ周辺の人がもっと見に来るのではないか。これは一つの例ですが、これを機会にネーミングを変えることもやぶさかではないということです。名前を変えることを勧めているという意味でもありません。
これが一番大事なことですが、地方自治体の首長の承認を得ること。あなたのチームはこの街を代表するプロバスケットボールチームだと認めます、という言質が必要。
それがなければ、アリーナの使用や練習会場の優遇など行政としっかり手を組んだ方がはるかに良いわけです。アリーナについても行政の支援がなければ不可能です。行政がホームタウンとして、このチームを認める確認が必要だという意味です。
都道府県協会と良い関係を構築して欲しいし、そうしなければならない。関係改善に努力して欲しいと思います。
ホームアリーナは年間8割程度実施できること。5千人程度収容を打ち出しています。
今は平均1500人であり、使用しているのは3千人収容アリーナが大部分です。3千人で1500人。5千人のアリーナを用意して1500人で良いと言ってるわけではありません。5千人のアリーナにして、少なくとも6〜8割を埋める。3〜4千人を観客動員するためには、そのくらいのサイズがなければ達成できないわけです。観客動員1500人が、最大限の努力してそれでは、プロバスケリーグとしての発展はありません。皆さん、そこまで努力している人もいるでしょうし、していないところもある。していないところの方が多いと私は思います。だって、1500人でプロとして成り立っていると思っている時点で間違いですよ。だから5千人ぐらいの入れ物があって、そこに最低でも3千人を入れるという意気込みが、チームの社員や選手を含めて地域社会に売り出し、訴え、そしてアリーナにファンを呼び込む。そういう努力が今よりも必要だということです。そうすることでマーケティングが広がり、バスケットを愛する子どもたちが増え、興味や関心を持つ人が増えていきます。その努力が今のままで十分だと思っておられるとは思いませんが、これをきっかけに多くの人を集めるためにも、5千人アリーナが必要だと言ってるわけです。
とはいえ、行政サイドが決めることであり、体育館を改善してくれと言っても首長が分かったと言わない限りは動きません。そういうことをどうしたら動くのか、とみなさんが考えなければならないわけです。
もう一つ、アリーナのカーディングの話を皆さんしますが、日程上においてアリーナが借りられないから、カーディングを決定するときにうまく決まらない。だから8割も同じアリーナ開催なんて無理だというのは、頭から今までの延長線上から言ってる話であって、ホームとして8割このアリーナでやっていくんだ、行政サイドも理解してくださいよ、と皆さんが今まで話していたのはどの辺のレベルでやっていたのかという話です。教育委員会なのか、体育館の責任者なのか。この話は首長と話さなければ認めてもらえるわけがない。そういう努力までしているのかどうか。その限界まで突っ込み、それでもしょうがないと言わずに次のステップにどうなるかというところまで、この際、思い切ったことをしないとこの先、5年、10年何も変わりませんよ。この前、盛岡市に行ったら市長がこのアリーナを5千人にしますとすでに言ってくれましたよ。動けば変わるんです。はじめから諦めて無理だと言うならば、それは話しにならない。その辺の考え方を変え、一大決心をして、一大改革をしていく話なのです、このバスケの統一プロリーグというのは。
そこのところに、川淵が無理ばかり言いやがって、と、みなさんに嫌われようが僕は構いません。バスケットボールのために何が一番良いかという思いで言ってるだけであり、それができなければ所詮はそんなもの。どうするかは皆さんの力によるわけです。だから5千人と言っています。
3年後、5年後にどうするという将来展望を話して欲しいわけであり、現状維持でこのままやるという話をしてほしくない。どう努力したかをとことん説明を聞いて、我々が力になれることであれば、一緒になってお願いにいくようなことまでしないと思っています。
財政上は当然ながら健全な運営ができる財務体質があること。
極端に言えば、選手にある程度の年俸が必要であり、200〜300万円の年俸でプロとしてやることについて、もちろんそのレベルの選手もいるでしょうが、500万円の選手が一人もいないようなチームがトップリーグでやろうというのは無理な話です。魅力あるチームにどうやってもならない。財政的な将来展望を出してもらいたいし、スポンサーによっては年間いくらくらいのスポンサー料として出しますよという申し出があれば、それもきちんと書いてもらえれば重要な資料の一つになります。
みなさんにかなりきつい表現で話していますが、この機会に行政サイドへ働きかける一番良い機会であり、不可能だと思って苦労されながら地域社会でやって来られたこともあるでしょう。しかし今回は、大きな意味で日本全体のバスケ界の動きとして体協や文科省、JOCも含めてみなさんを応援しようというムードが高まっている一番高まってる時です。今をおいて、大きく変わるチャンスは二度と無いと思います。皆さんのご苦労は、大変だと思いますが、やはりバスケを発展させる、自分のチームをより大きく発展させるための二度と無い大きな機会だと認識していただいて、皆さんの全力投球をこの2ヶ月間でやっていただきたいです。限られた時間の中では限界があるとは思います。だが、限界があるからこそ、思い切ったこともやれるわけです。無理を承知でこのようなプロポーズをしているわけです。
それに対して経過措置や将来展望を含めて、4月末までにみなさんに報告してもらいたいです。階層分けはだいたい5月くらいにしたいと思っていますが、たぶんできないだろうと僕は思っています。それは経過を見て、話し合いをさらに進めていき、つっこめばさらに良い条件に行くという話もあるでしょう。ある程度の目安を8月末において、それまでに階層となる1部、2部、3部が決められれば良いと思っています。
今の話しましたが今後も報告書を出していただいているので、3月25日(第3回タスクフォース会議)に最終的なハードルを皆さんに提示します。
質問があればどうぞ。
チーム代表からの質疑応答
ー 今回の要件の中にサラリーキャップの件が明示されていないが?(つくばロボッツ・山谷代表)
(川淵C)サラリーキャップは置きません。ただ、外国人選手のみサラリーキャップは設けた方が良いのでは無いかという意見は出てるが、それについては皆さんで検討されれば良いと思います。年俸については最低年棒は決めるべきということと、新人の最高の限度額、Jリーグであれば480万円のようなドラフトが無いのでお金での取り合いになるのを避けるためにも新人最高額は必要ではないかという話は出ています。最低年俸というのは決めるべきですし、その場合、2部と1部の最低年俸の差を設けるべきだとも思っています。
ー 16ー17シーズンの新卒選手を獲得にあたり先に行う必要もあるかと思うが、来年3月卒業見込みの選手獲得に対するルールはあるか?今後ドラフトを採用するか?(つくばロボッツ・山谷代表)
(川淵C)来年のドラフトは時間的な制限があり、できません。再来年以降はやるかもしれない。自由競争とはいう意味では、最高年俸を決めておけば、過当な競争は起こらないと思っています。そのチームが持つ価値を選手自身が認めること。給料ではなく、チームの価値で決めるのが望ましい。最高年俸を設定していながらも、ある程度の試合数を出れば年俸を上げて良いなどは、今後決めていけばよいと思っています。
ー これまでのbjとNBLの話し合いの中でビジネススキームの話がないのが統合できなかった大きな要因だった。今後の事業について、いつぐらいにチームの経営ビジョンが描けるようなものが出てくるのか?(仙台89ERS・中村代表)
(川淵C)できるだけ早くイメージをつかめて、大手スポンサーなどがどんな感じでバスケットボールを見てくれているのか。テレビ放映権はどれくらいもらえるのか。僕も実際にNHKのスポーツセンター長まで会いに行ったのですが、2つのリーグ分かれている状態で中継することは絶対にあり得ないと話していました。スカパーも同じ意見です。NHKの地方局がbjリーグの中継を放送したこともあったみたいですが、テレビの放映ですらない。しかし、1つになれば全試合ではないですが、絶対に放送してくれます。だが、放映権料がどれくらいかは見当がつかない。今、皆さんが心配になっておられることとして、これまで苦労して自前でスポンサーを集めてこられた。それに配慮して、新しいスポンサーを見つけるべきだと思っています。過去こういう風な広告宣伝料でやっていたが、一つのリーグになったことでもう少し高くした方が良いのでは無いか、というアドバイスはできると思います。基本的に、今の考え方としては皆さんがこれまで営業努力して獲得されたスポンサーに配慮していくことは大前提です。
ー 日本代表強化に取り組むにおいて、外国人枠やオンザコート数はどう考えているか?(アースフレンズ東京Z・山野代表)
(川淵C)ヴァイスさんは外国人は1人で良いと言ってるが、僕はいきなり1人はするのはなぁ、と思っているので最大でも2人。オンザコート3は絶対にあり得ないし、ヴァイスさんも、FIBAとしても認めない。日本代表強化、日本選手の強化のためには絶対にあり得ないので、3人はない。ただオンザコートを1にするか2にするか、2でずっと行くこともないと思います。日本人選手の強化のためにどう外国人選手を扱うべきかをこれから専門家が話し合って最終的に決めるべきこと。オンザコート3は絶対にありません。
ー ホームアリーナについて夢のある話だと思っているが、多くのチームが体育館というとどうしても他の競技との兼ね合いがあり、優先的に借りられないという声がある。アリーナといえば、それは変わってくる。日本全国にアリーナを作ることがメッセージだと思っているので、川淵さんの方から強く言っていただきたい。(秋田ノーザンハピネッツ・水野代表)
(川淵C)仰るとおりです。秋田のファンから「3千人でもう盛り上がっています。だから、5千人と言う方がおかしい」と言わんばかりのツイッターが来ました。3千人で満足するの?盛り上がっているのにどうして5千人にしようとしないの?と僕は言いたい。
今までの日本バスケ界は、バスケの存在そのものが認められていないからそうなっているのであり、プロ三大スポーツの一つという地位になった時に、自分の街にアリーナを作りましょう、という市民運動や署名運動がどんどん出て来なければおかしい。秋田のバスケ人気は能代工業や秋田いすゞなど人気のある地域なので、3千人で満足しないでください。今、地方創生と言われているわけでしょ。雪国であり、冬の寒い時にバスケットボールシーズンがあり、みんなの熱気で冬を乗り越えようという一番やりやすいところだよね。秋田が3千人以上のものが担保できないというのは寂しくてしょうがない。8千人や1万人のアリーナをぜひ作ってください。
ー ワクワクする話だと感じている。今後の細かい部分を詰めていくときにチーム側もその構想に入り、意見を反映してもらえるのか?(バンビシャス奈良・加藤代表)
(川淵C)それはチーム側からどんどん積極的に意見を出してください。その中に気がつかなかった部分もあるでしょうし、良い意見はどんどん採用します。でも、こういう理由でダメということもあるでしょう。しかし、チームからの意見を聞いた方が僕らは得します。直接的には無理でもこうできるということもあるでしょうから、どういうことを期待し、希望しているのかは聞く必要があると思います。聞く場や組織を作りますので、積極的に発言してください。
ー ガバナンスがしっかりしていなければ、47チームをまとめるのは容易ではない。タイムスケジュールや、チェアマンが引っ張って行くのかなど今後について伺いたい(浜松・東三河フェニックス・浜武代表)
(川淵C)僕は新しくスタートする時は、やっぱり新しい人がなった方が良い。とりあえず新しい法人を作る時は僕が一応チェアマンとしてやるつもりですが、形ができて、安心して次の人に譲れるようにしたいです。
協会 vs bjというガバナンスは最低でしたが、今回のリーグ運営に関しては、チェアマンがいて組織はしっかりしているし、はじめにしっかりしたルールができています。細かいところまで決めていくつもりなので、とくにガバナンスに問題があり、全体がおかしくなるようなことはない、と自信をもって言えると思います。
ー 財源を含め、toto事業を組み込んでいく展望はあるか?かなり大きなポイントと言えるが?(レバンガ北海道・橋詰代表)
(川淵C)それは今、あまり言わない方が良い。
ー 3/25に最終的なハードルを提示すると言われたが、各チームのヒアリングを踏まえ参加基準が変わるということもあるのか?(広島ドラゴンフライズ・岸房代表)
(川淵C)緩むなんて思わないようにね。全体を見て、財政的な問題はここに書かれていませんよね。どういう感じの予算規模なのか、より具体的な数字が出て来るわけで、5千人のアリーナが4千人なるようなことはありません。緩むと思わず、より具体的な数字が出されるということです。
ー 育成もプロチームとしてその地域で担っていかなければならないが、どうしても学校部活動中心のシステムで育成しているため、アンダーカテゴリーの選手をプロチームに登録することもできないか?またはJリーグ同様、各チームがアンダーカテゴリーのチームを持つことに魅力があると思うが?(富山グラウジーズ・黒田代表)
(川淵C)全く同感です。今のバスケ界は学校が全部を支配している感じがしています。先生方に十分理解していただいて、バスケ部に入っていても地域の優秀な選手は週に何回かはプロチームの練習に参加し、レベルアップを図っていくようなやり方をしない限り、日本全体のレベルアップがしていかないと思っています。本当は各チームにジュニアやユースチームをもってもらいたいと言いたい。でも、それを言うには学校の先生の理解がある程度ないと絵に描いた餅に終わってしまう。期待したほどの選手が集まらず、大したレベルのものでは何をしているかは分からない。そういう方向に向けて、協会ともども努力していきたいですし、仰ることは正論です。
ー NBLは現在54試合あるが、日本代表の強化と関連することを考えると今のリーグ戦の数が多いか少ないか?(日立サンロッカーズ東京・大岩代表)
(川淵C)僕は60試合くらいあっても良いと思っていますし、試合数はできるだけ多い方が良い。ルールの中にまだ入っていませんが、若手養成育成から考えると21歳の選手は必ず1ピリオド1分間は出場させること、1試合通して最低4分間は出場することなどというルールを使って、若い選手を使わなければならないルールにすることで強化していくことなど、そういう手法も必要ではないかと思っています。実際には、1ピリオド1分ではなく、試合を通してトータル4分でも良いかもしれない。ようは若い選手ができるだけトップリーグに出場できる機会をいかに与えるか。メキシコのサッカーリーグは20歳以下の選手を試合に必ず使うこと、そして試合前にU-16だったと思うが、U-16チーム同士の試合を必ず行ったことでメキシコがものすごく強くなった。そういうことがバスケの強化のためにも必要だと思っている。それはチームの方々の意見を聞いて、良い方法を見出してくれれば良いと思っています。
ー 地域との関係について、東京だけで8チームもあるがどう地域区別するか?(東京サンレーヴス・原島代表)
(川淵C)東京と言っても広い。僕のイメージは、中央区や千代田区は人口が外したとして、21区にそれぞれ一つくらいあったって構わない。NBDLのチームは東京など言わずに、豊島なんとかなど、区の名を名乗って区長さんにお願いしてアリーナを設けて欲しいというアプローチの仕方があった方が良い。8チームもあって、全部東京と名がついて、多くの区民がオレのチームとなかなか思わない。そこは工夫が必要。僕に言わせれば、区の名前をつけたら得しますよ、きっと。
ー 新リーグの階層性についてトップリーグ16±4チームからスタートし、初年度から昇格降格可能な体制構築とあるが?(滋賀レイクスターズ・坂井代表)
(川淵C)キレイに(3部構成を分けられる)線を引ければ簡単だが、これは引けない。過去の成績や予算が余裕があるかどうかで線が引かれるわけで、2部に落とされた方は、ここでがんばることによって次にチャンスがあると思ってもらいたい。自然淘汰の形で1部、2部となって来ればよい。はじめの決定が必ずしも神様が審査したような形では決められない。2部優勝チームと1部最下位のチームにかなり差があった場合。例えば、本当にしっかり線が引けていたとしたら、自動入替ではなく、入替戦にいきなりする考え方もありますね。その辺は1部、2部に分けたときの全体像を見ながら、暫定的に入替方法を決めるやり方もある。将来は、2部の上位3チームが自動入替というのも刺激になったりします。それは走りながら考えれば良い。
ー トップリーグの数は当初16±4チームでスタートするが、流れを見ながら1部の数が増える可能性もあるのか?(滋賀レイクスターズ・坂井代表)
(川淵C)本当に素晴らしいチームがあればあり得るかもしれないが、ヴァイスさんの話を聞けば日本は16チームでも多いと言われてます。本当に素晴らしい魅力あるチームであれば、20チームでも僕は良いと思います。でも、他の国を見れば、それは多いのではないか言われれば、そうではないかとオレも思う。これはやってみなければ分からない。断言はできないが、場合によっては増えるかもしれないし、減るかもしれない。それは分からない。
ー 努力はするがオリンピックイヤーに構築して、1部に上がるようなチームがたくさん出て来るかもしれない。中期構想的な基準はあるのか?(滋賀レイクスターズ・坂井代表)
(川淵C)みなさん、そうとう僕がきついことばかり言うとか、やるとか思ってるかもしれないが、内心は1部に多くのチームが残れば良いと思っています。でも、そういうチームがどれだけ出てくるかは4月になってみないと分からない。
ー 岩手は小さい街なので全部の市町村が支えてくれる形が良いと思うのだが?(岩手ビッグブルズ・龍澤代表)
(川淵C)それでも良いですが、結局はうちもサポートしますよ、と言うでしょうが最後いろんな問題が出たときに責任地域という話になる。最後は盛岡が面倒を見るわけになるわけでしょ。そういう中で岩手という名前の方が、盛岡のアリーナに全県から来ることが望ましいわけです。動くことが多くのファンができ、サポートの輪が広がると言われるがそんなものではない。やっぱりドシッとホームがあってはじめてファンが定着します。岩手県全域から来ることを目指して、ぜひがんばってください。
ー 5千人の集客について、仮に12チーム×50試合、全部5千人入ったとしても150万人の年間動員数となります。もしバスケ協会に加盟しているのが60万人おり、前期後期の2回観戦に来てくれれば120万人の動員が可能になる。実際には学生が観戦に来てくれないのが現状。協会との関係が変われば、集客増が必ず見込める。どうか協会との積極的な交流などの約束を取り次げないか?(京都ハンナリーズ・糸川代表)
(川淵)あんまりそんなことはあてにしない方が良いね。結局は試合が土日主体となっている。新リーグは平日1回試合をするかという話も出ている。平日であれば、中高生の試合がないので、その時は動員を図れる。土日の試合であっても、プロリーグが試合をする時間帯を避けて、学生の試合が終わった後に見に行けるようなことは地方協会へ向けた指導は協会としてしなければいけないと思っています。当然、それは努力します。
ー 3層階層に振り分けるにあたり、アリーナが大きな要件としてウエイトを占めるのか?(熊本ヴォルターズ・西井代表)
(川淵)1部のチームはアリーナが大きな要素となる。2部はその辺は多少はしょうがないとなるが、1部はかなりの位置を占めます。
ー 長野県は広いので各地方に回ることも県民が認めれば良いのでは無いかと言われたが、ホームタウンの地方自治体に確認を取る単位は市なのか県レベルなのか?ホームアリーナという点も、6万人以下の小さな市をホームとしており、隣の長野市に行けば5千人以上のアリーナもすでにあり、その辺も広域で捉えれば可能性はある。ホームタウンの首長にもお願いにいったが、前向きに考えると言ってるが、かなり先の話になってしまいそうだ。ホームタウンとアリーナの兼ね合いについて詳しく知りたい。(信州ブレイブウォリアーズ・片貝代表)
(川淵C)イタリアのプロサッカーチームが、セリエB(2部)に上がったときに確か人口5千人の街で1万人のスタジアムを作ったんだよね、それがいつも満杯になっている。今のような小さな街がホームタウンとしてやっていこうというのは、自立することが素晴らしいこと。5千人でなくても、今の市民が来たら3千人で良いのではと言ったら、日本一のチームにはならないよね。その覚悟の上で、プロバスケチームで生きていくのは、それはそのチームの生き方。これが、長野市に行って5千人アリーナで試合をする方がチームにとって価値があるのかどうかを街の人たちと考えれば良い。チームの在り方は理念とも関わって来るが。大きければ大きいほど良いというわけではない。小さいチームは小さいなりに、全国レベルではなく、長野のこのチームから日本中に発信できるようなプロチームを我々は育てて行くんだ、あくまで地元だけでやっていくんだ、と。日本全国の人がまるで知らなくても、街の人たちだけが愛しているだけでチームが成り立つということが値打ち。こうでなければならないというのはなく、いろんなやり方もあるという話。
インゴ・ヴァイス コーチェアマン
みなさま活発なご意見、ご質問ありがとうございました。
いかにこの問題に対して意識を高く持っているかを伺うことができました。その意識が重要であり、FIBAとしても歓迎しています。
私は素晴らしいパートナーである川淵さんがいるのは大変心強く思っています。川淵さんはいろいろと厳しいことを言っていますが、FIBAとして私はさらに厳しい話をしており、そのブレーキをかける役割が川淵さんであるのが現状です。
例えば3つのことに対しFIBAとして譲れないことがあります。外国人枠は少人数で収めること、アリーナの問題、トップリーグに入るチーム数も少数精鋭ということで数少ないチームが望ましいと思っています。
日本のバスケリーグをみなさんとともに強化していきたいです。これは最終的には皆さんのリーグであり、皆さんのチームががんばることでこのリーグの強化に携わることが必要です。最終的にはこれは日本代表強化という権威力にもつながります。
JOC竹田(恆和)会長とすでに約束しており、新リーグが発足されたら2人で一緒に試合を観に行こう、2020年東京オリンピックでは日本vsドイツ戦が見たいね、と話しています。
チーム代表個別取材
NBDL/豊田通商ファイティングイーグルス名古屋:森部長、豊田合成スコーピオンズ:上林GM、大塚商会アルファーズ:閤師GM
三者に共通していたのは「25日に出される条件を聞いてみないと何とも言えない。トップリーグ入りの条件はある程度理解できたが、チャレンジリーグはどうなのか?(プロ契約選手は10名必要なのか? 5000人にアリーナはマストなのか?)などが提示された時点で、会社と相談する」とのことでした。来シーズンに関しては、プロチームも含め、現状維持を確認しているそうです。豊通名古屋に関しては、現在使用している練習場(豊田通商緑体育館)が老朽化しており、建て替えを検討中とのこと。「(今日の件も含め)社長に相談したら、アリーナを建てるか」なんていう話になるかも、と笑っていました。
タスクフォース 境田 正樹氏
4月末までに新リーグ(4/1設立の新リーグ運営法人に対して)への参加の意思表示をしてもらう。と同時に、現所属リーグに脱退届けを提出してもらう。この手続きをしないチームが2、3出るかもしれないが(それらのチームがリーグという形で存続しないという前提で)、この時点で統一新リーグが発足するという認識でFIBAには了解を得ている。今のところ全チーム、この動きに反対はしていない。
また、ガバナンスは理事会や評議会の在り方(人数や選出方法など)を決めた段階でFIBAは了承するということなので、制裁解除に向けて具体的に動き出すはずです。
新リーグ運営法人のチェアマン(呼び名は変わる可能性があるが)には川淵氏が就任し、引き続きしばらくの間は陣頭指揮を執ることになります。
東芝ブレイブサンダース神奈川・林部長
― 川淵チェアマンの説明を聞いて。
まだ今日条件を提示されたばかりなので、これからです。まだまだこれから
― 個人的な意見でも構いません。企業チームとして行けそうなところと、難しいところは?
私自身がタスクフォースのメンバーなので、なかなか答えづらいところはあります。ただ我々企業チームとしては分社化のところですよね。そこが難しいですね。どうやってそのハードルを越えようかといったところがこれからの課題です
― 企業名はありですが、一方で例として「神奈川」ではなく「川崎」という案もありました。
それもこれから考えなければいけないところです
― 5000人規模の体育館はいかがでしょうか?
私たちが使用している『とどろきアリーナ』は5000人入ることは入るんです。
― 日本リーグから企業チームとして在籍して、NBLではプロチームが増えてきました。またさらにbjリーグと統合してプロチームが増え、1つのリーグになることについては?
それは当然、そうなるべきだと思っています。
― 確認ですが、東芝神奈川としてはトップリーグへの参加を目指している。
そうですね。
アストライズ長崎・桃原代表
ー 来シーズンよりTK bjリーグに新規参入ということでチームを発足したわけだが、参入要件が大きく変わったことについてどうお思いですか?
行政指導からスタートするという特殊性があり、bjリーグとしてのコンセンサスしか取っていませんでした。協議を重ねながらやっていますが、実際はまだ選手も一人もいませんし、バスケットボール界にとってはすごく良い話ではありますが、私たちが想定していたbjリーグではなくなってしまったということです。現時点で、力不足もなにも、何も無い状況です。地域は一つになっており、バスケットボール協会とも話していますし、地域の方々も良くしていただいています。長崎は友好的なので、時間さえ取れればコンセンサスは取れると思います。ただ、bjリーグに参入することと、今回の話の流れでは少しギャップを感じています。明後日、市長とゆっくり話す機会がありますので、そこでしっかり考えたいです。
ー 3部構成になるということだが、3部からスタートする考えはあるか?
そのコンセンサスをあと1ヶ月で決めることは難しく、今までの1年間が何だったのかという話になってしまいます。昨年の今頃、bj参入の話が上がり、長崎の議会を通しながら地域の理解を得てやってきたわけです。ここで1ヶ月でこう変わったけどOKですかね、という話はちょっと厳しいかなと思います。とはいえ否定的に感じているわけではなく、ここで話を聞けて良かったかなと思っています。
準備期間がちょっと足りませんので、新しいリーグに向けた準備を新たにしなければなりません。今回チャンスはありますが、流れのまま入ることは今の私見としては厳しいと思っています。
ー 来シーズン、bjリーグ参戦へ向けてどの程度準備できているのでしょうか?
一応、進めてはいましたが、選手へのオファーも5〜6月頃にということでしたので、地元の選手たちには声をかけ初めてはいましたが、選手の動向は新リーグの様相で変わって来ると思います。今まではbjリーグとしてある程度均等に調整してくださることでの24チームのバランスでしたが、そういったものではなくなってしまうと思っています。その中でどんな方法で選手確保をすればよいか、今は見えないですね。
ー 逆にこの状況により選手が集まらず、たった1年しかないbjリーグに参加しないとなれば違約金などが発生してしまうのでしょうか?
そこはどうなるかは分かりませんが、地域に対してスクール事業などは初めており、周りの準備は整っています。ですが、このリーグがどうなるかが見えないところです。トップアスリートの支援を主としてやっていくことは間違いありません。
ー チームを立ち上げた以上、バスケットで生計を立てなければならない状況になったわけですが?
そうですね。元々はセカンドキャリアや子どもたちの体力向上など健康作りということで大村市が誘致しようと始まった話です。その方向を変えて、トップリーグを目指すなり、どのリーグに入ったとしても……う〜ん今はなんとも言えないです。
ー 統合に向かっていたとはいえ、新規参入時点でbjリーグ側からは新リーグの話は全く無かったということでしょうか?
全くないですね。というよりも、実際には実業団リーグとbjリーグのやり方のどちらが良いかという話でしたので、それならばbjリーグだろうと手を挙げたわけです。今年2月までその方向で行くという話を地元でしていました。本当にこの2週間で急に変わった話です。
ー 今後の活動は?
地域でアスリート支援をやっていくのですが、この新リーグを追いかけていくことに関しては、市民コンセンサスなどのような機会を通さないといけないと思います。方向が変わったということを市長に話し、今月9日までには決めたいと思っています。