本日3月4日(水)、JAPAN 2024 TASKFORCE 第2回会議が始まりました。
川淵 三郎チェアマンの冒頭挨拶のみメディア公開され、今、タスクフォースメンバーが話し合いを進めています。
川淵 三郎チェアマン冒頭挨拶
第2回タスクフォースにお集まりいただき、本当にありがとうございました。
前回から約1ヶ月が経ち、その間にインゴ・ヴァイスさん(タスクフォースメンバー)、スコット・ダーウィンさん(FIBAセントラルボードメンバー)、境田(正樹)先生(タスクフォースメンバー)をはじめ、多くの関係者が精力的に問題解決に向けて検討していただいています。
すべき方向性がだいたい定まってきましたので、皆さんのご意見を賜りながら、その方向が明確になったところで、各クラブの責任者にその旨を伝え、次のチームの新しい構成へ向けてあと2ヶ月間を努力してもらうことになります。
基本的に協会のガバナンスが十分機能していなかったことで、TK bjリーグというプロリーグとJBL(現NBL)という2つのリーグが日本に並立してあったことが、日本バスケ界のガバナンスの欠如そのものであったと思います。それが日本バスケの強化に全くもってマイナスの要因になっていました。
今回作る新しいリーグは完全にJBAの傘下にあり、完全なるアンダーコントロールの下、その指示に従って行動してもらう。もちろんJBAが変にきつく縛って、活動を制約するという意味ではありません。ちゃんとJBAの意向を受けながら、日本のバスケット界の発展に貢献していくという使命を十分に認識した新しいリーグでなければならないと思っています。
この1ヶ月間、我々なりに検討して、その中でいかに若手の育成・強化・国際試合の経験不足などいろんなことが表に出てきています。とくに指導者の養成育成。それは指導者のための指導者の養成育成も含みます。それから審判のレベル向上など、ありとあらゆるものが協会として、これからやらなければならないことがいっぱいあります。
トップリーグが成功することで、マーケティングでの財政的な余裕ができ、それがさらに日本バスケ界の発展につながるという良いシナジー効果を生んでいければ良いと思っています。与えられた期間は非常に短く、5月末日までにヴァイスさんをはじめ、FIBA事務総長の(パトリック)バウマンさんにある程度の理解を得て、そして6月中旬にあるFIBAの会議で、これでリオ五輪予選への出場を許可しようと、言ってもらえるように持って行かねばならないわけです。そのためにも、5月末までにしっかりした方向性を出していかなければならない。
3、4、5月と3ヶ月しかありません。いかに精力的にこの問題に取り組んで行くかが大事。問題はいっぱいありますが、大きな方向性だけをきっちり決めて、その元で詳細については関係者が綿密に詰めていきながら、これからのタスクフォース、ワーキンググループは活動していただきたいです。
以上
この後、TK bjリーグ(石川、長崎)とNBDL(八王子)のエクスパンションチームを含む3リーグ/全47チームの代表者を集め、タスクフォース会議で決まったことに対する説明会が行われます。この席順は北海道から沖縄まで、北から順にリーグに関係なく並べられているのも特徴的です。