3月1日(土)に行われる日本一決定戦「SOMECITY 2013-2014 THE FINAL」の東京代表を決める上位4チームによるSOMECITY 2013-2014 TOKYO 2nd FINALが2月5日に行われた。
セミファイナル第1試合は2ndシーズン1位通過の平塚Connectionsが、4位UNDERDOGを36-28で下し順当に決勝へ進出。
1stシーズンを制し、すでにFINAL進出を決めているF’SQUADは25-9、SIMONに16点差と大きく引き離されて前半を終えた。ハーフタイム中、SIMONベンチでは「絶対に追い上げてくるゾ」と声を掛け合い、もう一度集中してコートへ戻る。
警戒していた通り、F’SQUAD#7K-TAがアドバンテージルール1on1でAND1。3点を追加し、25-12から後半がスタート。#7K-TAが次々とゴールを奪って猛追。残り1分、さらに#7K-TAが3Pを沈めて28-31、3点差に迫ったF’SQUAD。SIMON#29カワテのドライブで5点差に開く。しかし、#7K-TAの勢いは止まらず、再び3Pを沈め2点差。K-TAを封じるSIMONだったが残り5秒、同点シュートを決めたのは#18MATSU。33-33となり、1分間の延長戦へ突入。#29カワテのフリースローで先行したSIMONは、#31ナルセの3Pでトドメを刺す。今シーズン一度も勝てなかった2位F’SQUADを38-35破り、3位SIMONがアップセットで決勝の舞台へ駒を進めた。
F’SQUADは1stシーズンとともに、この2ndシーズンも制し、そして日本一も奪って完全優勝を目論んでいただけにショックを隠せず、足早にコートを去っていった。
SEMI FINAL
- 平塚Connections(1位)36-28 UNDERDOG(4位)
- F’SQUAD(2位)35(OT)38 SIMON(3位)
平塚Connections vs SIMONの対戦となった東京代表決定戦。レギュラーシーズンは平塚Connectionsが2連勝。さらに、延長戦まで行ったSIMONは10分程度の休憩後、連戦と不利な状況でもある。しかし、先制点を挙げたのはSIMONであり、立ち上がりから6-2とリードし、疲れを見せることなく頂点を目指す。平塚Connectionsは外から#2SHIGEO、ドライブする#9CHIHIROにエンジンがかかると逆転に成功。前半終了間際、#2SHIGEOに3Pを決められたが、粘るSIMONも#27シバタが得点を挙げ、22-21。SIMONがリードを奪い返して前半を終えた。
直後のアドバンテージルール1on1では逆に#9CHIHIROがアクロバティックなレイアップシュートをねじ込み23-22、SIMONが追う形で後半がスタート。どちらも譲らぬ攻防を続く中、平塚Connections#5TATSUHITOがAND1を含む2連続得点で突き放し35-30。疲れが見えるSIMONのシュートが決まらず、ターンオーバーが増える。その間に得点につなげた平塚Connectionsが突き放し、42-34で勝利し2ndシーズンチャンピオンに輝いた。THE FINAL進出を決めた平塚Connectionsは、2連覇への挑戦権も手に入れたことになる。
敗れたSIMONは、バックステージでは何度となく「悔しい」と連呼していた。しかし、来シーズンへ向けたインパクトは十分残すことができた。
FINAL
- 平塚Connections(1位)42-34 SIMON(3位)
平塚Connections#9CHIHIROは、SOMECITY TOKYO 2013-2014シーズンMVPを受賞
プレイオフの熱戦の前に行われた最下位420と下部リーグSCDL勝者TEAM-Sによる来シーズンのレギュラーチーム参戦を賭けた入替戦「SOMECITY CRASH」。この試合で引退を表明したTEAM-S#44TAKUの3連続得点からスタートし、前半は21-19とTEAM-Sがリード。同じく実家の福岡で家業を継ぐため、この日が最後となる420#23SHUJ1がアドバンテージルール1on1を勝って、21-21とし振り出しに戻す。
420は#14TAIKIのオフェンスリバウンドでつなぎ、#15S-TAROのインサイドから得点を挙げ34-27。残り2分を切って7点リードする420。しかし、創生期からSOMECITYを引っ張ってきたTEAM-Sにも意地がある。HUMMER、JUNが得点を挙げ、残り22秒で33-34と1点差まで迫る。しかし、S-TAROにインサイドを攻め込まれ3点差。残り2秒、TAKUがしっかりファウルをもらいに行ってフリースロー3本を獲得。全て決めれば同点に追いつく緊迫した場面でも、落ち着いて3本とも決め、36-36。8分ハーフの16分間では勝負がつかず、1分間の延長戦へもつれ込む。
「体力ねぇなぁ」そうつぶやいたのはTAKU。引退試合ということもあり、フル出場を果たしたがすでに踏ん張れるだけの力は残っておらず、SHUJ1が有終の美を飾る決勝点を挙げ40-36で420が勝ち残った。負ければ、これが最後と言っていたTEAM-Sだが、来シーズンの動向はまだ明言していない。
SOMECITY CRASH
- 420(最下位)40(OT)36 TEAM-S(SCDL優勝)
THE FINALへの出場チームは東京1st「F’SQUAD」2nd「平塚Connections」大阪1st「TAKOYAKI BOYZ」仙台「GENKI」福岡「JEIDZ」名古屋「TONTOROES」新潟「はりねずみ」と、それぞれの街の代表がすでに決まった。
残すは2月16日(日)に行われるSOMECITY OSAKA 2ndシーズン勝者のみ。1位PEICES、2位SAFARI、3位TAKOYAKI BOYZ、4位STAND PLAYで出場権は争われる。
SOMECITY OSAKA 2013-2014 2nd FINAL
- 2月16日(日)17:30 @ NKS-405