年末年始を跨ぎ、日本一を賭けた熱戦が続いたウインターカップとオールジャパンが幕を閉じた。その興奮冷めやらぬ今週末1月17日(土)18日(日)に、この二大大会を盛り上げた選手たちが、大田区総合体育館で開催される「NBL ALL-STAR GAME 2014-2015 in TOKYO」に集い、夢の祭典を繰り広げる。
〔バトル1〕NBLオールスターゲーム/1月18日(日)17:30
ファン投票と推薦で選ばれたオールスター選手たち。オールジャパン初出場ながら準優勝し、その名を広めた広島ドラゴンフライズからは、オールスター常連の竹内 公輔選手のみが選ばれた。今であれば、平尾 充庸選手や坂田 央選手、田中 成也選手など、オールジャパンで活躍した選手たちの名前が挙がったかもしれない。
オールジャパン第1シードのアイシンシーホース三河を破った千葉ジェッツからは、推薦枠で上江田 勇樹選手が出場。初の日本一に輝いた日立サンロッカーズ東京だが、オールスターメンバーに入ったのはオールジャパン決勝で兄弟対決を制した竹内譲次選手ただ一人。チームイースト(東地区)はリンク栃木ブレックス、チームウエストは三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋とアイシン三河から3人ずつ選ばれており、オールジャパン上位チームたちは人気面でも巻き返しを図るべく、最高のパフォーマンスを見せつけろ!
- チームイースト(東地区)
G:#0 田臥 勇太(リンク栃木)
G:#10 中川 和之(つくば)
G/F:#14 辻 直人(東芝神奈川)
G/F:#9 折茂 武彦(北海道)
F:#27 熊谷 尚也(リンク栃木)
F:#24 トミー・ブレントン(リンク栃木)
F:#22 上江田 勇樹(千葉)
F/C:#15 竹内 譲次(日立東京)
F/C:#3 ジェフ・ギブス(トヨタ東京)
C:#22 ニック・ファジーカス(東芝神奈川) - チームウエスト(西地区)
G:#7 五十嵐 圭(三菱電機名古屋)
G/F:#14 金丸 晃輔(アイシン三河)
F:#23 湊谷 安玲久司朱(三菱電機名古屋)
F/C:#10 竹内 公輔(広島)
C:#32 桜木 ジェイアール(アイシン三河)
F/C:#22 アマット・ウンバイ(三菱電機名古屋)
F/C:#21 ギャビン・エドワーズ(アイシン三河)
G/F:#9 谷 直樹(兵庫)
F:#15 寺下 太基(和歌山)
F:#0 遥 天翼
※#2 阿部 佑宇(和歌山)は自由契約となったため変更 - 昨年のNBLオールスターゲーム結果
EAST●106 -114○WEST
〔バトル2〕NBDLオールスターゲーム/1月18日(日)12:30
オールジャパンではプロチームの活躍が光ったが、それはNBDLも同じ。アースフレンズ東京Zは千葉ジェッツと接戦の末、60-65で惜しくも2回戦敗退。立ち上がったばかりのチームだが、着実に成長してることが伺えた。
ベスト8入りを果たした東京エクセレンスとともに、地元東京を本拠地に置く2チームから6人が選ばれたNBDLチームイースト(東地区)。さらに、昨年はチームウエストで出場し、18点を挙げた鮫島 宗一郞選手がレノヴァ鹿児島からパスラボ山形に移籍したことでチームイーストの一員となった。どのようなケミストリーが生まれるのか楽しみである。
対するチームイーストは日本一となった日立東京に対し、第3ピリオドまで互角の戦いをした豊田通商ファイティングイーグルス名古屋から選出された3選手が中心となりそうだ。豊通名古屋、豊田合成、アイシンAWというトヨタグループ連合軍+レノヴァ鹿児島で昨年に続く連勝を目指す。
- NBDLチームイースト
G:#3 横塚 蛍(大塚商会)
G:#5 坂上 慶(東京海上日動)
G/F:#13 渡邉 拓馬(東京Z)
G/F:#1 鮫島 宗一郎(パスラボ山形)
F:#35 高山 師門(東京Z)
F:#7 佐藤 正成(東京Z)
F:#23 齋藤 豊(東京EX)
F:#7 岩附 ジェシー 孝興(東京海上日動)
F/C:#7 マーカリ・サンダース(東京EX)
C:#25 エヴァン・マットソン(東京Z) - NBDLチームウエスト
G:#1 宮崎 恭行(豊通名古屋)
G:#6 伊與田 俊(アイシンAW)
G:#17 石原 裕貴(アイシンAW)
G:#11 大原 健(豊田合成)
F:#13 近 忍(鹿児島)
F:#6 森川 正明(豊田合成)
F/C:#16 坂本 健(豊通名古屋)
F/C:#6 小久保 眞(鹿児島)
C:#24 ジョー・ヲルフィンガー(豊通名古屋)
C:#1 アビブ・トウーレイ(豊田合成) - NBDLオールスター昨年の結果
EAST●96-97○WEST
〔バトル3〕NEXT GENERATIONS/1月17日(土)16:00
トップリーグに挑む戦いが醍醐味であるオールジャパン。2年続いた大学生にあったシード枠は今年、東京EXが筑波大学を破ったことでNBL/NBDLに渡ってしまった。しかしこのオールスターにて、再びトップリーグに挑む機会を得た。
大学選抜チームに選出された中から、笹山 貴哉選手(筑波大学)と中東 泰斗選手(明治大学)が、三菱電機名古屋とアーリーエントリーで契約したことが発表された。オールジャパン1回戦で和歌山トライアンズにアップセットあと一歩まで迫った明治大学。中東選手はその試合で30点を挙げていたが、4Q途中でファウルアウトしたことが悔やまれた。
それ以外にもNBL入りを噂される選手たちが名を連ねており、腕試しの一戦。迎え撃つ先輩たちは、いずれも負けず嫌いなメンツが揃っており、ガチンコ勝負となりそうだ。
- NBL/NBDL☆U-24選抜
G/F:アキ・チェンバース(日立東京)
G/F:#24 田中 大貴(トヨタ東京〜東海大学)
F/C:#43 永吉 佑也(東芝神奈川〜青山学院大学)
G:#0 藤井 祐眞(東芝神奈川〜拓殖大学)
F:#12 西川 貴之(北海道〜明治大学)
F:#88 張本 天傑(トヨタ東京〜青山学院大学)
F:#39 藤高 宗一郎(日立東京〜関西大学)
G/F:#32 狩野 祐介(東京EX〜東海大学)
F/C:#22 樋口 大倫(東京EX〜専修大学)
F:#23 泉 秀岳(東京Z〜順天堂大学)
※#6 比江島 慎(アイシン三河〜青山学院大学)はケガのため辞退 - 大学選抜
PG:#0 ベンドラメ 礼生(東海大学3年)
SF:#6 馬場 雄大(筑波大学1年)
SF:#7 晴山 ケビン(東海大学4年)
F:#11 野本 建吾(青山学院大学4年)
PF:#10 バランスキー ザック(東海大学4年)
SG:#12 中東 泰斗(明治大学4年)
PF:#17 杉浦 佑成(筑波大学1年)
PG:#21 笹山 貴哉(筑波大学4年)
C:#22 小阪 彰久(大阪学院大学4年)
C:#23 ジョフ チェイカ アハマド・バンバ(拓殖大学2年)
〔バトル4〕高校選抜 DREAM GAME/1月18日(日)14:30
連日1万人の観客を集め、日本一の盛り上がりを見せたウインターカップ。新年に行われたサッカー、バレーボール、ラグビーもさることながら、日本において高校スポーツはどの競技を見ても人気は高い。
今年のオールスターには、日本一の集客力を誇る高校生たちが参戦し、ドリームゲームが見られる。部活を引退した3年生のみが出場することで、1、2年生チームで頂点に立った明成高校からは選出されていないが、それでも蒼々たる顔ぶれが揃った。また、バスケ界のレジェンドが揃ったコーチ陣も豪華であり、原石でもある高校選抜選手たちをさらに輝かせていただきたい。
- 高校選抜EAST
ヘッドコーチ:折茂 武彦(北海道)
アシスタントコーチ:古田 悟(秋田銀行)
内田 旦人(東海大学付属第四)
長谷川 暢(県立能代工業)
荒木 直(県立能代工業)
前田 悟(県立山形南)
長谷川 大聖(帝京長岡)
本村 亮輔(土浦日本大学)
戸田 貫太(船橋市立船橋)
青木 太一(船橋市立船橋)
杉田 涼(船橋市立船橋)
波多 智也(正智深谷) - 高校選抜WEST
ヘッドコーチ:佐古 賢一(広島)
アシスタントコーチ:大野 篤史(広島)
鶴田 美勇士(東海大学付属第三)
角野 亮伍(藤枝明誠)
鈴木 靖哉(桜丘)
富田 頼(洛南)
金 剛鉉(報徳学園)
中村 功平(県立豊浦)
髙橋 龍斗(尽誠学園)
津山 尚大(福岡大学附属大濠)
野口 夏来(福岡大学附属大濠)
濱田 健太(福岡第一)
〔バトル5〕3×3 UNPLUGGED/1月17日(土)18:30
昨年、SOMECITYが乗り込んだ3×3 UNPLUGGEDがオールスターに用意された様々なイベントの中でも周りの評価は高かった。「一番おもしろかった」という意見も多く聞き、3×3を主軸に置くボーラーたちとトップリーグ選手たちのプライドが、狭いハーフコートの中でガシガシとぶつかり合った。
今年の3×3 UNPLUGGEDには3×3日本代表が参戦。NBL、NBDL、PREMIER.EXEの選抜チームが揃い、4つ巴の戦いが繰り広げられる。NBL、NBDLチームはSOMECITYや3×3.EXEの出場経験者を揃えて、勝負に出る。熱き戦いを制するのは、どのチームだ!?
- 3×3日本代表チーム
鈴木 慶太(F’SQUAD)
落合 知也(大塚商会アルファーズ/UNDERDOG)
野元 勇志(UNDERDOG)
木下 真吾(大阪経済大学) - TEAM NBL
F:#1 野口 大介(北海道)
G:#9 遠藤 祐亮(リンク栃木)
G:#1 一色 翔太(つくば)
F:#27 眞庭 城聖(熊本) - TEAM NBDL
F:#80 兼子 勇太(パスラボ山形)
G/F:#31 石田 剛規(東京EX)
C:#32 長谷川 武(大塚商会)
C:#32 マシュー・カイル(東京海上日動) - TEAM PREMIER.EXE
川上 航平(ZETHREE.EXE)
根木 大明(DIME.EXE)
村越 保昭(CHIBA JETS.EXE)
海老原 奨(TOKYO OCEANS.EXE)
オールスターの主役を狙え!
若きガチンコ勝負となる「NEXT GENERATIONS」から幕開けし、メインイベントのNBLオールスターゲームまで2DAYSに渡って繰り広げる夢の祭典。トップボーラーたちによるオールスターゲームが、一番盛り上がらねばNBLが主催する意味はない。しかし、NBLオールスターゲームを凌駕しそうな夢のカードが揃っている。
マッチアップする相手や対戦チーム、そして他のゲームに負けじと、より良いパフォーマンスを見せることが求められる。スター選手であるならば、スタッツを残すこともさることながら、さらに観客を魅了しなければならない。5つの試合が用意されている今年のオールスター。2日間で一番盛り上がるのはどの勝負だ!!
NBL ALL-STAR GAME 2014-2015 in TOKYO
泉 誠一