10月3日(金)、NBL全13チームのヘッドコーチと代表選手が集合し、「2014-2015シーズン開幕記者会見」が行われた。NBLとしては2シーズン目ながら、2016シーズンからは“統一プロリーグ”が始まるため「『統一プロリーグ』へのスムーズな移行と、2020年東京オリンピックに向けた『日本代表強化支援』を担うブリッジリーグ(橋渡し)」(山谷 拓志NBL専務理事/COO)という位置づけになる。数年ごとに名称やレギュレーションが変更されたトップリーグは、大事な2シーズンを経て、名実ともにナショナル(国家の)バスケットボールリーグへと生まれ変わる(名称は変更!?)
記者会見中、「第17回アジア競技大会で“20年ぶりの銅メダル獲得!”」という明るいニュースが届いた。その多くはNBLの所属選手たち。朗報をもたらした選手たちがそれぞれのチームに戻り、急ピッチで開幕に向けた準備を整えている。今度はバスケ好きが一人でも多く会場に足を運び、選手たちを大いに盛り上げてもらいたい。
選手たちが頑張り、その姿にファンが感動する。ファンの熱気が選手の活躍を後押しする──変わることがあっても、何ら変わることがないのはコレ! 最後まで諦めないで、バスケを応援し続けよう!!
2014-2015シーズン開幕記者会見(チーム関係出席者)
[イースタンカンファレンス]
レバンガ北海道:フアン・マヌエル・ウルダド HC/野口 大介 選手
つくばロボッツ:ダンテ・ヒル HC/中川 和之 選手
リンク栃木ブレックス:トーマス・ウィスマン HC/田臥 勇太 選手
千葉ジェッツ:レジー・ゲリー HC /佐藤 博紀 選手
日立サンロッカーズ東京:マイケル・オルソン HC/酒井 泰滋 選手
トヨタ自動車アルバルク東京:ドナルド・ベック HC/伊藤 大司 選手
東芝ブレイブサンダース神奈川:北 卓也 HC/篠山 竜青 選手
[ウエスタンカンファレンス]
アイシンシーホース三河:鈴木 貴美一HC/喜多川 修平 選手
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋:トリフォン・ポック ロペズHC/鵜澤 潤 選手
和歌山トライアンズ:エリック・ガードナー アソシエイトHC/川村 卓也 選手
兵庫ストークス:ダニー・ヨシカワHC/梁川 禎浩 選手
広島ドラゴンフライズ:佐古 賢一HC/平尾 充 選手
熊本ヴォルターズ:清水 良規HC/小林 慎太郎 選手
2014 -2015シーズン開幕戦
10/10(金) 19:00 東芝神奈川vsリンク栃木 とどろきアリーナ
10/11(土) 15:00 つくばvsトヨタ東京 つくばカピオサーバーダインアリーナ
10/11(土) 15:00 日立東京vs千葉 国立競技場代々木第二体育館
10/11(土) 14:00 広島vs兵庫 広島サンプラザホール
10/11(土) 17:00 熊本vs和歌山 八代市総合体育館
10/11(土) 14:00 三菱電機名古屋vs北海道 愛知県体育館
10/18(土) 15:00 アイシン三河vs熊本 ウィングアリーナ刈谷
(余談ですが……)JBL SUPERALL LEAGUE ALL-STAR GAME 2004-2005
ふと気づくと、こんなTシャツを着てパソコンに向かっていた。西塚“Duka”克之氏(大相撲『ハッキヨイ! せきトリくん』でも有名)による微笑ましい選手たちのイラスト。ちょうど10年前のシーズンである。
ホワイトvsブルーのスターティング5(10名)のうち、現役選手は4名でホワイト#34伊藤 俊亮(三菱電機名古屋#34)、#22網野 友雄(リンク栃木#22)、#12渡邉 拓馬(アースフレンズ東京Z#13)に、ブルー#9折茂 武彦(北海道#9)
コーチは4名。ホワイト#51北 卓也(東芝神奈川)、#2佐古 賢一(広島)はNBLでヘッドコーチに就任し、ブルー#10庄司 和弘(当時、新潟)はbj新潟のアシスタントコーチ、#7外山 英明(当時、アイシン)は明治大学男子チームのアシスタントコーチに。人気者の#3半田 圭史(当時、トヨタ自動車)はクリニックなどで活躍中と聞いている(当時、アイシンだったエリック・マッカーサーについては、正確な情報を持っていませんのでご容赦ください)。
何だかほのぼのとした雰囲気がありながら、選手たちのキャラは立っているように感じられる。それぞれ立場は変わっても、やっぱりバスケに関わり続けている(はず!?)オールスター戦士たち。ファンの醍醐味は、案外こんなささやかなものかも知れない。が、ふと振り返ったとき、それが嬉しいのだ。
文・羽上田 昌彦(ハジョウダ マサヒコ)
スポーツ好きの編集屋。バスケ専門誌、JOC機関紙などの編 集に携 わった他、さまざまなジャンルの書籍・雑誌の編集を担当。この頃は「バスケを一歩前へ……」と、うわ言のようにつぶやきながら現場で取材を重ねている。 “みんなでバスケを応援しよう!”を合言葉に、バスケの楽しさ、面白さを伝えようと奮闘中。