7週目を迎えたNBLは東西両地区とも1位vs2位決戦が行われた。
負け無しのアイシン三河は和歌山と対戦。土曜のゲームは86-67と19点差を離してアイシン三河が勝利し、力の差を見せつけた。翌日曜日は和歌山が奮起し、延長戦にもつれ込むほど苦しめる。しかし最後はアイシン三河が振り切り、91-88で14連勝とし無敗を守った。
東地区のトヨタ東京vs東芝神奈川は、「チームディフェンスの勝利」と北 卓也ヘッドコーチが勝因を挙げたように守り勝って2連勝。ゲーム差は4に広がり東芝は独走態勢に入った。しかし、北ヘッドコーチは「今シーズンのチームスローガンは“CHALLENGE”。そのスローガン通り、これからもチャレンジャーとしてしっかり戦っていくだけです」と気を引き締める。日曜の試合ではベンチスタートの東芝#24大西 崇範選手が3Pシュート4本を決め、チームを牽引。控え選手がそれぞれの役割を果たし、チームとして勝利した印象を受ける。「バックアップメンバーの活躍もありますし、試合に出られない選手たちもベンチで何をすべきか分かってくれているので、チーム一丸となって戦っているという手応えは感じています」と北ヘッドコーチはコメントを残した。
敗れたトヨタ東京は、先週のリンク栃木戦から3連敗。「もちろん3連敗はきついですが、選手たちは諦めずにプレイしてくれています」と話すのはドナルド・ベックHC。敗因は「シュート率が悪い。シュートは思い切って打てているし、フリースローはフリーの状態で打てているのに決められない。リバウンドも上回っているのに、最後のシュートが決まっていないのは頭を抱えているところです」というベックHCだが、悲壮感は全く無い。フィリップ・リッチー選手がケガから復帰したばかりであり、54試合と長丁場の今シーズンはまだまだ序盤戦。「フィル(リッチー)も東芝戦では良いプレイを見せてくれましたので、これで徐々にチームとして噛み合って来ると思います。NBLはオンザコート2なので、フィルとジェフ(ギブス)のコンビネーションを使って今後はしっかり勝って行きたいです。今シーズンは54試合と長く、マラソンと同じなので巻き返すには遅くないですし、まだまだこれからです」。
試合結果や今後のスケジュールはNBLオフィシャルサイトにて。