希望を胸に日本を飛び立った一人の若者が、夢の扉を開こうとしている。10月11日(土)に渡米した富樫 勇樹選手が、ダラス・マーベリックスと正式契約を結んだ。数々のスポーツニュースで取り上げられたり、新聞各紙で報道されたり、“日本のバスケ・ファミリー”に明るい話題を提供してくれた。
“ガンバレ~! 富樫~!! ”是非ともここは日本のバスケ・ファミリーがひとつになって、富樫選手に声援を送ろう。他にも渡邊 雄太選手(ジョージ・ワシントン大学)や谷口 大智(サウスイースタン・オクラホマ大学:『スラムダンク奨学金第2期生』)など、自ら未来を切り開こうと海外で頑張っている若者たち(バスケ選手)はたくさんいる。
2020年東京オリンピックを意識する彼らに夢を託し、エールを送り続けよう。ここから日本のバスケ・ファミリーがひとつになるかも知れませんから。
【コメント】※マネジメント会社を通じて発表
昨日、ダラス・マーベリックスより発表があった通り、正式に契約をいたしました。
まずは、これまで支えていただいた関係者の皆様、そしていつも温かく
応援してくださるファンの皆様に感謝いたします。
しかし、まだ登録手続きが完了したわけではありませんし、
開幕ロースターに残ったわけではないので、すべてはこれからだと思っています。
NBAかNBADLでプレーすることを今シーズンの目標に掲げてきました。
今その目標に一歩近づけたことはとても嬉しく思っています。
ただ、NBAでプレーすることは簡単なことではないと思っています。
ロースター入りを目指しできることをしっかりやりたいと思いますが、
ロースターに残れなかった場合はNBADLでプレーをして
いずれNBAの舞台に立ちたいと思っています。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
●富樫勇樹(プロバスケットボール選手)
- 1993年7月30日生まれ
- 新潟県新発田市出身
- 身長167cm
- ポジション:ポイントガード
- 個人タイトル
2012-2013:bjリーグ シーズン新人賞
2013-2014:bjリーグ シーズンベスト5、最多アシスト賞
2014年7月: NBAサマーリーグにMAVSの一員として4試合に出場。
今年度日本代表に選出され、「第17回アジア競技大会」において、20年ぶりの銅メダル獲得に貢献するなど活躍。
文・羽上田 昌彦(ハジョウダ マサヒコ)
スポーツ好きの編集屋。バスケ専門誌、JOC機関紙などの編 集に携 わった他、さまざまなジャンルの書籍・雑誌の編集を担当。この頃は「バスケを一歩前へ……」と、うわ言のようにつぶやきながら現場で取材を重ねている。 “みんなでバスケを応援しよう!”を合言葉に、バスケの楽しさ、面白さを伝えようと奮闘中。