東アジア競技大会は男子日本代表が3位決定戦で韓国と対戦。1Qは21−18とリードして終えた日本。
今年5月にNBL選手を含めた日本代表で、今大会と同じ学生メンバーの韓国代表と対戦。その時は、15-24と1Qで9点差をつけられている。しかも2Qは4点しか獲れず引き離された。
同じく学生メンバーで挑んだ今大会での日本は、逆転を許すも33-38とたった5点差で前半を終えている。5月の時は、19-40とダブルスコアであった。
4Qに引き離され、結果は56-81と大差はついてしまったが、フルメンバーで臨んだ5月の東アジア選手権でさえ55-74で大敗を喫している。結局は韓国に対し、経験があっても、今大会に出場した経験無きメンバーであっても、50点しか獲れていないことが浮き彫りとなった。
ならば、敗れたことをしっかり検証し、つなげていくことが本当の強化ではないか。それができていない現状を考えれば、アジア9位は妥当な日本のレベルと言える。
鈴木貴美一ヘッドコーチを始め、強化スタッフの辞任が報道された。では、真剣勝負を戦って出た結果を今後、誰がどのように糧としてつなげていくのか?2年周期で変わる近年、同じ過ちを繰り返している。
成長して行かなければ、「7年経っても同じ結果になってしまう」と、JBAオフィシャルサイトにある田中大貴選手のコメント。大学生が今大会を通して経験を積みながらも危機感を覚えた。高校生がアジアで結果を残し始め、先日U-16日本代表が世界への切符を勝ち獲った。変わるならば今だが、目先ではなく7年先へ向けて揺るぎないビジョンと目先の結果に左右されないガマンできる体制作りが急がれる。
内部がゴタゴタしている間にも、2020年へ向けたカウントダウンは待ったなしで時を刻みけている。
詳細はJBAオフィシャルサイトや大会オフィシャルサイトにて。