Photographs by Munehiko Yoshida 吉田 宗彦
2015年12月6日/東芝ブレイブサンダース神奈川● 89 vs 99 ○アイシン シーホース三河@トッケイセキュリティ平塚総合体育館
①この日のゲームで、日本での4,000得点目を記録した東芝神奈川#22ニック・ファジーカス。来日以来、3年連続得点王を獲得しているスコアラーは、偉業を達成したこの日、自らの記録に華を添える勝利はならなかった。
②激しい火花を散らした、東芝神奈川#14辻 直人とアイシン三河#6比江島 慎のマッチアップ。一つ違いだが、ともに青山学院大の一時代を築いた元チームメイト。お互いのプレーを認め合っているからこそ負けられない思いは強い。
③アイシン三河のエースにして、リーグ屈指の点取り屋#14金丸晃輔。クイックで打点の高い3Pはブロック困難。ドライブからランニングでジャンパーを放つなど、多彩なフィニッシュパターンを持つ。この日は38分35秒のプレータイムで、チームハイの23得点。
④ハッスルプレーを信条とするアイシン三河#0橋本竜馬は感情表現も豊かで、観客を魅了する。今シーズンからキャプテンを任され、タレントぞろいのチームを率い、コート内外でリーダーシップを発揮する。
⑤この日はレフェリーのホイッスルにベンチもヒートアップ。何としてもホームで一勝したい東芝神奈川・北 卓也HCはアピールがエスカレートし、テクニカルファウルを宣告されてしまった。
⑥日本代表が揃うバックコートだけではなくインサイドも充実のアイシン三河。高さと上手さを兼ね備えたアイシン#21ギャビン・エドワーズが東芝神奈川#22ファジーカスと勝負。
⑦アイシン三河“もう一人のシューター”#22長谷川智也が第4Pの2連続ゴールを含む10得点の活躍で東芝神奈川を突き放す。大塚商会アルファーズ(NBDL)から移籍し、「金丸、比江島の負担を減らしてくれれば」(鈴木貴美一HC)と期待される新戦力。波はあるものの期待通りの働きを見せている。
⑧4連敗を止め、東芝神奈川に連勝したアイシン三河。サイズがあり、得点、アシストなどすべてを高いレベルでこなすユーティリティプレーヤー比江島は、第28回FIBA ASIA男子選手権での活躍もあり、誰もが認める日本代表のエースへ成長。