今週末のホームゲームはキャリーオーバー!
不甲斐ない敗戦だけに、表情一つ変えず淡々と話すポックHCだったが、伊藤選手が明かす普段の素顔を知り、真剣さがより際立つ。
「オンオフがハッキリしていて、プライベートではお茶目なおじちゃんです。すごく好感が持てるヘッドコーチ。母国語はスペイン語ですが、英語でコミュニケーションを取ってくれたり、今は平仮名を読めるようになったり、日本の文化にもすごく理解を持っていて、一生懸命溶け込もうという意識で接してくれています。自転車で通勤してたり(笑)。家族で日本に来ており、馴染もうという努力はすごく感じられます」
やっぱりバスケはおもしろい。試合前とは打って変わって、終わってみれば充実した気持ちにさせられた。コート外での由々しき状況は長引いているが、憤りを少しでも収めるためにもバスケ観戦でリフレッシュするのが一番である。今週末(12月13日-14日)、三菱電機名古屋はホームゲームを迎える。「シューターズ ハーフラインシュート」は現在キャリーオーバー中。ハーフラインからのロングシュートを決めれば7万円の食事券がもらえるぞ。クリスマスへ向けて挑戦したい。
12月13日(土)14:00 三菱電機名古屋 vs 兵庫ストークス@名古屋市東スポーツセンター
12月14日(日)14:00 三菱電機名古屋 vs 兵庫ストークス@名古屋市東スポーツセンター
「一発勝負のオールジャパンでは格上のチームに対しても勝てるチャンスがあるわけです。優勝を狙ってがんばっていきたい」と話していた石崎巧選手のインタビュー「今までとは違う目線でアイデアを出していきたい」も合わせてご覧ください。
全力を出して失敗することが大事
最後にFIBAから資格停止の制裁を受けた問題について、元日本代表の伊藤選手の心境を紹介したい。
「急に無力感に苛まれたりしますが、自分にできることをしっかり見つけてやって行こうという気持ちでいられるのは、ファンの皆さんの支えがあってこそだと感じています。ファンにしっかり恩返しができるように、自分ができることをやっていくだけです。
つくば(ロボッツ※開幕直後に経営破綻しリーグ管轄下になっていたがその後、新会社を設立。しかし、新オーナーと10選手との交渉が決裂し自由契約となった)の件を報道で見ていても、選手として辛い部分は本当にありますが、チームが無くならなくて良かったという気持ちが一選手としてはあります。
いろんな意見があるとは思いますが、最終的なゴールがどこにあって、そこに行くまでの道のりを示す人がいて、最終的なゴールがどこにあって、そこに向けて自分自身が100%の仕事ができているかどうかを、自分に問いながらやれば良いと思っています。成功させるんだ、と強く思って進まなければ、何をやっても、誰がやっても一緒ではないかとも思います。成功させようとして失敗するのと、何となく一緒になって失敗するのでは、失敗の意味は大きく違います。失敗からしっかり学ぶためにも、全力を出して失敗することが大事なのではないかと思います。
ずっと答えが出ず、結果もついて来ず、変われないところはあるので、すぐにうまく行くとは思えませんし、いろんな失敗をしながら前に進むしかないと思うんですよね。そのためにもタイミング毎に全力を出して失敗することが大事だと思います。
周りの人たちに自分の仕事を理解してもらうことが、結果的にはすべてにつながっていく。家族、友人、近所の人、地域の人たちに理解してもらうことを広げて行き、認知してもらうことが唯一できること。それを疎かにして、形ばかりを追いかけていてはいけないのではないか、と個人的には思います」
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泉 誠一