Photo & Text Mami Yasui / 安井 麻実固く握られた拳の連なりに、チームの“絆”を見た。
軽快で気合いの滲み出るプレーが魅力。 東芝神奈川#0藤井 祐眞。
この手から放たれた4本のスリーポイントシュートは、見事リングの中へ。東芝神奈川#9栗原 貴宏。
美しく伸びた指先が、相手の視界を遮る。東芝神奈川#33長谷川 技
集中して一投に向き合うその瞬間、時は止まって見えた。千葉#18デクアン・ジョーンズ。
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ほとんど“止まる”瞬間がないバスケットボール。
フロア上であったり時に空中であったり。目の前で激しく、時に“静かに”躍動する選手たちがこの日魅せてくれたさまざまなシーン。
ボールの弾む、音。バッシュとコートが擦れる、音。肉体同士がぶつかり合う、音。
ファンの声援とベンチの歓喜。それらすべての“音”に酔いしれる。
これも、バスケットボールの魅力の一つかもしれない。