Photo & Text Mami Yasui / 安井 麻実
前日とは打って変わって、ややリラックスした雰囲気のある両チーム。頂上決戦を楽しむかのような笑顔を見ることができた。リンク栃木ブレックス#25古川孝敏と、#6小林大祐
今日こそは負けられない。チーム一丸となって勝利をもぎ取る……そんな気概を感じさせたトヨタ自動車アルバルク東京。
密かにコミュニケーションをとるトヨタ東京の2人。#0リチャード・ソロモン、#3マイケル・パーカー
昨日にも増してタフなゲーム。トヨタ東京の激しいディフェンスに、徐々に押さえつけられていくリンク栃木(左:トヨタ東京 #24田中大貴、右:リンク栃木#25古川孝敏)。
第2ピリオド以降、点差を離していくトヨタ東京。チームメイトの活躍に、笑顔がこぼれるベンチ。写真左から#88張本天傑、#7正中岳城、#8二ノ宮康平
リンク栃木サポーターを背にしてフリースローに挑む#0リチャード・ソロモン。呼吸を整え、一投一投に集中する。
オフェンスとディフェンスの激しいぶつかり合いが続く。攻防の最中でコートに倒れたリンク栃木#24トミー・ブレントンは、悔しい想いをさらけ出した。
最初から最後まで激しい攻防となった第2戦。この日、勝利をものにしたのはトヨタ東京。試合終了直後のこの拍手は、タフなゲームを闘い抜いた“チームと自分への拍手”だろうか。#13菊地祥平
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前日と大きく違って感じたのは、“頂上決戦を楽しむ”というような雰囲気であったこと。両チームともアップ中からさまざまな表情を見せてくれたが、試合になるとその表情はさらに豊かさを増す。
終始激しいオフェンスとディフェンスが続き、両者一歩も譲らぬ展開に。しかし、第2ピリオド以降、トヨタ東京の粘り強いディフェンスにリンク栃木が押さえつけられ、流れは一気にトヨタ東京へ。
第2戦は“前日できなかったこと”をしっかりやったトヨタ東京に勝利の女神は微笑んだ。「そう簡単に1位の座は譲らない」──この日のトヨタ東京はそんな気概の塊のように見えた。