勝ったときこそ学べるチャンス!
開幕6連勝でスタートした三菱電機名古屋だが、和歌山トライアンズ、アイシン三河に連敗。敗れたときよりも、その次に勝った熊本ヴォルターズ戦後のミーティングで朝山はチームメイトに話をした。
「勝ったときにこそ、何が良かったから勝てたのかを話し合うことが大事であり、そういう話をさせてもらいました。どうしても人間なので、負けるとグチも出て来てしまいます。だからこそ勝つことが大事であり、勝ったときこそ学べるチャンス。そういう意識を植え付けるのもまだ始まったばかり。勝った時に選手同士でいろんな話ができるチームはすごい強いと思います。アイシンがそうでした」
負けたときに反省するのは当たり前のことだが、勝ったときこそチャンスという朝山の勝利のロジックは、負け続けてきた三菱電機名古屋の選手たちにとってこれほど刺激的なことはないはずだ。そしてこの試合に勝ったことで一つの成長が見えた。
「このチームのカラーみたいなものが、ずっと探して来たものが、勝ち試合で少しずつ噛み合ってきたことで、僕の中でのチームの光が見えてきています。コーチもそれを感じていると思います。これから続く和歌山、そしてアイシン三河戦がすごく楽しみです」
今週末11月23日(土)24日(日)は愛知県体育館で和歌山と対戦。この試合は15:15から始まる三菱電機名古屋vs和歌山戦の前に、13:00からWJBL三菱電機vs日立ハイテク戦も行われ、男女三菱電機を一気に見られるチャンス。三菱電機コアラーズの櫻木千華にも勝つことこそが経験値を積むことに不可欠であると習ったばかりであった(経験を積むには勝利が不可欠/三菱電機#6櫻木 千華選手)。また翌週にはアウェイながら同じホームタウンの愛知県内にある西尾市総合体育館でアイシン三河戦を迎える。連敗を喫したこの2チームにリベンジするチャンス到来となる2週間。そして、この機会を逃すと交流戦が続くため次戦は来年4月まで待たねばならない。
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋
NBL
文・泉 誠一