温かいブースターのおかげで入場者数は中堅クラス
ビリ争い常連の弱〜いブロンコスなのだが、いつも温かいブースターが会場にやって来る。その数は褒められるほどではないが、けっして少ない数ではない。福岡と対戦した所沢市民体育館は、2月1日が1,554人、2日は1,710人に増加。第17週だけの入場者数を比較すればリーグ3位。シーズンを通しても平均1,276人で13位と中堅クラス。
27敗中、(2勝)12回がホームで敗れている。その度に、選手よりも大きな石橋HCが体を小さくさせ、平謝りする日々が続いてきた。ブースターは謝られることより、勝利を求めている。勝てなくても、上向く光を求めているはずだ。
これまで3勝しかできていない現状にも関わらず更迭されないならば、石橋HCはもっといろんなことを試しながら、改善案をコート上で示さねばならない。
「やるしかないですね!少しずつですが、ステップアップは見えて来ています。僕も魔法使いではないので、1週間や2週間端でそう簡単には改善させられないし、そこまでの能力も無いと自分でも思っています。でも、つなげていくしかない」
石橋HCが魔法使いでも、名将でもはないことは分かっている。同じように短期間で変わることもまた難しいこと。
一生懸命がんばるのは当たり前なのがプロチームであり、プロ選手たち。ブロンコスの成績を上向かせるための中長期計画を明文化し、負け続けていても集まる多くのブースターと共有し、一つずつ階段を上って行く姿を見せて欲しい。
責任をヘッドコーチや選手に押しつけて、シーズンオフに入れ替えるだけが強化ではないはずだ。フロントのプロ化が最大の改善策かも知れない。幸い(?)1月29日付のブロンコスオフィシャルサイト上でフロントスタッフ募集がリリースされていた。
今週末(2月8日/9日)は西地区最下位の島根スサノオマジック(6勝24敗)と頂上決戦ならぬ、東西山麓決戦とでも言うのだろうか…。
会場はブロンコスのホーム・さいたま市記念総合体育館。4勝目を挙げるチャンス到来。いつも通り多くのブースターは歓喜できるプレミアムな瞬間を期待しながら、今週もまた温かい声援を送ることだろう。Let’s Go Broncos♪
2月8日(土)18:00 埼玉 vs 島根@さいたま市記念総合体育館
2月9日(日)14:00 埼玉 vs 島根@さいたま市記念総合体育館
埼玉ブロンコス
bjリーグ
文 泉誠一