コロコロ変わるヘッドコーチと最下位争い
オールスターブレイク中、巻き返すために石橋HCも練習からしっかり準備をして来た。
「もっともっとプレッシャーをかけよう、もっともっと簡単にプレイさせないように手を使ってディフェンスをする練習をしました。前半はけっこうボールを引っかけられる場面もあったと思います。でも、その後にまた相手ボールになってしまい、そこで戻りきれない。そして、簡単に3Pを決められてしまったシーンが3回ほどありました。手を出すことで引っかけられるようになったのは進歩した点ですが、その後のディフェンスまで行けなかった点を積み上げていきたい」
フルコートプレスやゾーンディフェンスなどを切り替えながら守ってはみたが、結局は79点を獲られ、66点しか挙げられず勝利に届かなかった。明日はもっとがんばるとブースターと誓った石橋HCであったが、翌日も同じような展開となり64-72で敗れて5連敗。
素材からして弱いのか?そうとは思えない選手たち。213cm#33アンワ・ファーガソンなるビッグマンがいる。原口真英ら頭角を現すシューターもいる。#10三澤貴弘のゲームメイクにも期待したい。そして、AND1 MIX TAPEで日本を席巻したヘリコプターことジョン・ハンフリーやスラムダンク奨学金第4期生の#91山崎稜といった話題性ある選手もいる。
ただし、ハンフリー以外、経験値はまだまだ浅い。それは石橋HCも同じこと。これまでのブロンコスはデービッド・ベンワーHC以外、毎年のように首をすげ替え、カギとなる外国籍選手を入れ替えてきた。その歴史を振り返っても、落ち着かないチーム事情が敗因とも言える。
2005-06 チャールズ・ジョンソン 6位(6チーム)
2006-07 山根謙二 6位(8チーム)
2007-08 デービッド・ベンワー 東地区4位(5チーム)
2008-09 デービッド・ベンワー 東地区5位(6チーム)
2009-10 福島雅人 東地区5位(6チーム)
2010-11 ボブ・ナッシュ 東地区5位(7チーム)※東日本大震災によりシーズン途中で活動休止
2011-12 ディーン・マーレイ→ナタリー・ナカセ 東地区10位(10チーム)
2012-13 トレイシー・ウィリアムズ 東地区10位(11チーム)
2013-14 石橋貴俊 現在東地区11位(11チーム)