220cmという圧倒的なサイズと、まだ23歳という将来性は、越谷という一クラブにとどまらず、Bリーグ全体においても一際大きな存在感を放つ。リーグがアジア特別枠を設けたことで、ソットも日本にキャリアの道を見出すことができ、既に4シーズン目。リーグの器が大きくなっていく過程にあって、一定の影響力を持つ存在になろうという意欲がソットにはある。
「Bリーグが毎年成長している中で、これは僕だけでなく他のフィリピン人選手も同じ考えだと思うんですが、どれだけフィリピンを代表してプレーできるか、リーグの成長に貢献できるか。活躍することによって、やっぱり彼らの存在は大きいよねと思ってもらいたいというのが、フィリピン人選手みんなにあると思います。僕はまだ若いですし、Bリーグの歴史が長くなっていく中でどれだけのものを残せるかということをやっていけたらと思っています。いつか引退したらそれを振り返って、あの選手は凄かったねってみんなに思ってもらえるような選手を目指します」

ソットの契約継続が発表されたのは昨年5月16日。レギュラーシーズンが終わってまだ10日程度という早さだった。アンソニー・クレモンズという攻守に能力の高い外国籍ガードを取ることができたのも、ソットの存在を前提とした編成方針によるものだ。今シーズン前半中の戦列復帰が難しい状況であったにもかかわらず、自身を必要としたクラブに対し、ソットはできる限りの力を注いでいきたいと考えている。
「アルファーズというクラブは僕にとって本当に大切なクラブです。昨シーズン30試合も出ずに怪我をしてしまって、次のシーズンがどうなるかもわからなかった。それでも安齋(竜三)ヘッドコーチと上原(和人)社長から『また一緒にやらないか』と言ってもらえて、こういう大きな怪我でも契約してくれたことは信じられなかったです。彼らのためにも早く復帰したかったし、恩返ししたい気持ちでここまで頑張ってきた。このチームには感謝してもしきれないほど感謝しています」
越谷は12月の10試合で2勝しか挙げられず、年明けの最初の節も連敗。ソットのカムバックがチームにとって待ちこがれたものだったことは言うまでもない。横浜BCに敗れた試合後、安齋HCもその日の反省材料を解消し得る存在としてソットへの期待を語っている。
「1年以上プレーしてないんで、試合勘が戻ったり怖さが減っていくというのはもうちょっと時間がかかると思いますし、今シーズン中に100%まで戻るかどうかというのもわからないですけど、100%に近くなっていけばオフェンスのバリエーションも増えるし、ディフェンスから走るバスケットもできるようになる。今日はオフェンスリバウンドを前半だけで11本取られてそういうゲームができなかったんですけど、カイがいることによってリバウンドの確保率はもっと高めていけるし、ここからはそういう展開を増やしていかないといけないと思います」

横浜BC戦から3日後のレバンガ北海道戦GAME1、ソットは14得点に加えて10リバウンドをマークすると、翌日のGAME2は20得点14リバウンドで東地区首位撃破の立役者となった。越谷が反転攻勢に打って出るためのキーマンは、やはりソットだ。
文 吉川哲彦
写真 B.LEAGUE











