今シーズンのB1とB2は、オールスターブレイクがちょうどシーズンの折り返し地点。B2は1月23日、B1は翌24日にリーグ戦が再開され、各クラブが後半の30試合に突入した。特にB1については、シーズン前半はインジュアリーリストに登録された選手が例年より多かった印象を受けるが、このオールスター明けのタイミングでリストから抹消され、戦列に復帰した選手も多い。
昨年1月5日の試合で前十字靱帯を断裂し、戦線離脱していたカイ・ソットも1年という時を経てコートに戻ってきた。復帰戦はアウェーでの茨城ロボッツ戦。早速スターターに起用されたものの、第3クォーターに足首を捻ってしまったこともあって出場時間は10分37秒にとどまり、翌日は大事を取って欠場している。しかしながら、コートに戻ることができた点に関しては、やはり喜びが大きかったようだ。

「本当にいろんな感情がありました。緊張もあれば、また試合ができるという楽しみもあった。残念ながら第3クォーターに捻挫してしまったんですが、コートに立てた時間帯は1秒1秒を噛みしめながら、またここに立てたんだなという気持ちでした。1年以上バスケットから離れていて、自分は本当にバスケットが好きなんだなという気持ちもありつつ、ファンの皆さんの前でプレーすることの素晴らしさを感じて、嬉しい気持ちが強かったです」
復帰から4日後、アイル・アリーナウイングハット春日部での横浜ビー・コルセアーズ戦は再びスターターで出場。春日部開催ではクラブ初となる4000人超えの入場者数を記録し、多くのアルファメイトの前でプレーできたこともソットにとって意味のあることだった。
「まだ100%の状態ではないんですが、やはりアルファーズのファンの皆さんの前でプレーしたい気持ちが強かったので、ちょっと無理はしましたが今日プレーできたのは嬉しかったです。プレーから離れていても愛情を示してくれたファンの皆さんに恩返ししたい気持ちもあって、コートに立つときはその気持ちが特に出ましたし、ファンだけではなくチームメートやクラブの皆さんにもコートに立つ姿を見せたかったので、それが今日できたことが良かったです」
ただ、試合は追う展開を強いられ、第4クォーターの10分間に限れば10-28と一方的な内容。最終的に63-92と大敗した上、ソット自身も本来のパフォーマンスは発揮できなかった。軽度とはいえ捻挫の影響もあったのか、フィジカルコンタクトなどにはまだ不安を抱えている印象も否めず、本人としても満足できるプレーぶりではなかった。
「フラストレーションはすごくありました。横浜に30点差をつけられて負けたこともそうですし、自分自身もまだチームに貢献できていない、思うようにプレーできていないというところにもフラストレーションがあります。コートに立つ以上は自分のベストのパフォーマンスを見せたい。これからプレーしていって取り戻すしかないかなと思います」

それでも、ベンチの後ろから仲間たちを見守るしかなかったこの1年間のほうが、ソットにとっては辛いものだっただろう。ようやくコートに戻ることができた今、ソットは改めて自身の存在価値を示さなければならないと決意を強くしているところだ。
「サイドラインから見ているのは苦痛でした。チームが苦戦している中、もし自分がいたらどれだけ助けになるのかなという想いもありながら、試合に出られないという現実もあったので、1年間プレーできないという状況で、いつになったらチームを助けられるのかということはずっと思っていました。やっとこうしてコートに立つことができて、今は日々努力しながら、戻ってきたことを証明できるように、昨日より今日という成長した姿を少しずつでも見せていきたいと思っています」











