── 確か開幕前には「短いプレータイムでもインパクトを残すスーパーサブを目指したい」とおっしゃっていましたね。
はい、言いました。だけど、終盤が近づいたリーグ戦を振り返ってみると、自分にとってもうちょっとできたはずだという後悔じゃないですけど、キャリアの中ではちょっと悔しいシーズンだったと感じています。でも、まあまだシーズンが終わったわけじゃないですし、チャンピオンシップもありますから、ここからまた頑張ってインパクトを残したいですね(笑)
── そのためにもっとこうしたい、ああしたいと考えていることはありますか?
ディフェンスで言えば今は世界的にスイッチが主流になっているので、自分がスイッチしてガードの選手に付くこともあります。そのときのアウトサイドのディフェンスの精度をもっと上げたいですね。スピードのミスマッチを補うために年齢のことは忘れてもっと足を動かさなければと思っています。やっぱりビッグマンって横の動きがどうしても遅くなるじゃないですか。でも、うちのライアン(ロシター)やジェフ(ギブス)を見ていると、相手のどんな動きにも付いていきます。自分もああいうディフェンスがもっとできるようになりたい、というか、できるようになれると思っています。そこに関しては自分にはまだ伸びしろがあると思っているんです。あとライアンやジェフはスティールも上手いですよね。それに対して僕はスティールが全然ない(笑)。彼らは次のプレーを読んでパスコースを防いでいますし、同時に手の使い方も上手です。彼らに学ぶことはたくさんありますね。
── オフェンス面はいかがでしょう。
うちのアシスタントコーチ陣が自主練につきあってくれて、アウトサイドシュートの精度を上げるための練習はずっとやっています。ただ自分はオフェンスリバウンドに行かなきゃならないポジションなんでアウトサイドでステイするスペーシングとリバウンドに入るスペーシングの兼ね合いというか、そこらへんがまだ上手くいっていないので、そこは今後の課題だと思っています。