── 「ベテラン選手から学ぶことがいっぱいある」とおっしゃいましたが、三ツ井さんは学生時代から『礼儀正しい好青年』という印象があります。先輩たちから可愛がられるタイプじゃないですか?
さあどうでしょう(笑)。好青年かどうかはわかりませんが、普段の生活の中で人と争ったりするのは苦手なのでニコニコしている印象があるのかなあ。ただバスケットは別ですよ。先輩たちが良くしてくださるのはたしかですが、その先輩たちに負けられないという気持ちがあるのも事実です。こう見えて内には負けん気を秘めているんです(笑)
── では、内に秘めた負けん気で自分が担う役割はどういったものだと考えていますか?
みんながやりたがらないプレーをすること、たとえばルーズボールに飛び込むとか、誰よりも泥臭いプレーをためらわずにやること。それが自分の持ち味の1つだと思っているので、そこはこれまでと変わらずブレずにやり続けるつもりです。それとオフェンス面ではもっともっとボールに触る回数を増やしたいですね。自分がアタックすることを意識してオフェンスの引き出しを増やすことはワークアウトでも練習でもやっています。今までは外で待って、パスをもらって打つというのが多かったんですが、そこからのドライブだったり、アシストパスだったり、プレーの幅を広げていくことが目下の目標です。引き出しが増えればチームへの貢献度もアップすると思うので。
── B1という新しいステージにはどんなイメージを持っていますか?
チームにもよると思いますが、B1とB2の差はそこまであるとは思っていません。うちはB2優勝、中断した昨シーズンも中地区優勝という結果を残してきました。その自負もあります。正直プレーの精度、正確さ、ディフェンスの強度などは実際に戦ってみないとわからないですが、能力的には十分戦えると信じています。
── お話を聞いているとB1で戦う信州が早く見たい気持ちになってきます。
僕もすごく楽しみにしているんですよ。マイケルコーチが就任して以来、『現状に満足しない』というスローガンを掲げてやってきたので、それを忘れることなく戦い続ければ必ず結果はついてくるはずです。新参者ですが「舐められてたまるか」という気持ちで頑張ります。