part2「『東海大の同期たちとようやく同じ土俵に上がることができました』」より続く
「秘かに“長野バスケ大使”を狙っています(笑)」
── 三ツ井さんは長野市で生まれて、大学の4年間以外はずっと長野で暮らしているとお聞きしました。現在は1人暮らしをされているのですか?
いえ、実家暮らしです。この歳になって実家暮らしというのもどーよという感じなんですが(笑)、家から練習場のことぶきアリーナ千曲とホームゲームを行うホワイトリングまで、車だと同じくらい近くてすごく便利がいいんです。
── 最高の立地条件!
そうなんですよ。家族からも「引っ越す理由がないね」と言われるぐらいで(笑)。便利さに負けて甘えさせてもらっています。食事の心配とかもないし、ありがたいですね。
── コロナの影響でステイホームだったときはどんなことをして過ごしていたのですか?
体育館やトレーニング場が使えなかったので、基本家にいましたが、体力を落とさないために毎日体幹トレーニングをしたり、人が少ない早朝や夕方に走りに行ったりしていました。家にいるときはYouTubeを見たり、映画を見たり、音楽を聴いたり、まあ普通です(笑)。でも、1番やっていたのは犬と遊ぶことかな。毎日ずっと遊んでましたね。
── 犬を飼っているんですか?
はい、2匹います。コーギーのチコとチワプー(チワワとトイプードルのMix)のメイで2匹とも女の子です。めちゃくちゃ可愛いんですよ。朝起きるとまず僕のところに来てくれるし、外から帰ってくると必ず出迎えてくれるし、落ち込んでいるときはそばに寄り添ってくれるし。犬といっしょにいると嫌なことも忘れますね。毎日癒されています。
── やっぱり、当分実家を出られそうにないですね。
出られませんね(笑)
── 7月から練習が始まったとお聞きしています。まだ外国籍選手は合流していませんが、初のアジア特別枠で韓国のヤン・ジェミン選手を獲得したことが話題になりました。また、千葉ジェッツから移籍した小野龍猛選手の活躍にも期待が高まっています。三ツ井さんが見た今シーズンのチームはどんな印象ですか?
今はチームのコンセプトをひたすら落とし込んでいる状況なんですが、個人的に言えば龍猛さんをはじめ経験のあるベテラン選手から学ぶことがいっぱいあります。どういう視野を持ってバスケットをしているのかとか、どういう落ち着きを持ってプレーしているのかとか、いっしょに練習していてすごく勉強になりますね。それぞれが学びながら切磋琢磨している熱さのようなものは去年以上に感じます。