アースフレンズ東京Zが新加入選手の入団記者会見を行った。#10 岡田優介、#17 綿貫瞬、#13 坂井レオの移籍組はいずれもB1経験者であり、新天地では新たな背番号で臨む。「(東京Zが誕生して)7シーズン目、本気で上を目指す。これまで積み上げてきたものを生かして、次のステージに行きたい」という山野勝行代表は、彼らの経験に期待を寄せる。すでに弊サイトでは岡田と綿貫の移籍に関するインタビュー記事を紹介してきたので、そちらも合わせてお楽しみいただきたい。
久しぶりに「自分が求められている」と感じています(岡田優介)
https://bbspirits.com/bleague/b20070601/
「このオフは、本気で引退するつもりだった」(綿貫瞬)
https://bbspirits.com/bleague/b20071602/
代表とヘッドコーチの「熱意がビシビシ伝わり」移籍を決意
Bリーグ元年となった2016-17シーズン、京都産業大学を卒業した坂井レオは西宮ストークスでルーキー時代を過ごし、B2制覇を経験する。翌年は、B1の舞台で22試合に出場した。3年目は広島ドラゴンフライズへ移籍し、ふたたびB2での戦いとなったが42試合出場と実績を伸ばしていく。続く広島での昨シーズンはB2最高勝率となる40勝(7敗)を挙げ、昇格を決めた。しかし坂井は、5年目の新シーズンもB2での戦いを選択する。
広島在籍時から東京Zの山野代表と東頭俊典ヘッドコーチが連絡し、獲得へ向けて動いていた。「東京Zは数字を見ても分かるとおり強くはない。でも、チームはまだまだ成長段階にあり、なんとしてでも下から這い上がって上位にも勝てるチーム作りをしていくんだ」という二人のアタックが坂井の心を動かす。「熱意がビシビシ伝わってきました。一緒に戦いたいと思い、このチームに来ることを決めました」
山野代表の要求は、ルーキーシーズンの西宮と昨シーズンの広島でB2トップを走ってきた「未体験ゾーン」を東京Zに還元してくれることだ。
増える外国籍選手をライバル視
「ポジションはパワーフォワードとセンターです」と自己紹介をはじめた。195cm、102kgの坂井が得意なプレーは「リバウンドとコートを走り回ること」。山野代表も「ゴール下の迫力あるプレー」を長所に挙げ、インサイドプレーヤーとして東京Zは迎えた。
Bリーグはアジア特別枠が新設され、外国籍選手の登録が一人増える。「日本人ビッグマンにとって、今シーズンはすごく厳しいシーズンになる」と坂井自身も危機感を持つ。多くの選手はアウトサイドへプレーの幅を広げながら、生き残る道を模索する。しかし坂井は「得意なプレーを極めていって外国籍選手にも当たり負けせず、リバウンドを勝ち取れるような選手を目指して今シーズンはがんばっていきます」と抱負を述べた。あくまでもインサイドプレーヤーとして、増える外国籍選手たちをライバル視する。