正中岳城への伝言
引退が発表された日、SNSには後輩、先輩、チームを問わず驚くほど多くの選手、バスケット関係者が正中へメッセージを送った。ここに紹介するのはそのほんの一部だ。(※内容は一部割愛)
「僕がプロになって1番リスペクトしている先輩」(ザック バランスキー/アルバルク東京)、「漢の中の漢!!タケさんほどの漢は見たことがない」(伊藤大司/滋賀レイクスターズ)、「一切妥協しないタケさんはめちゃくちゃカッコよかったです」(寒竹隼人/琉球ゴールデンキングス)、「何事にもプロフェッショナルでバスケ選手としてはもちろん、人としてとても尊敬しています」(シェーファーアヴィ幸樹/シーホース三河)、「学生時代プレーに惚れ、プロになってから人間性、言葉に惚れた大好きな先輩でした」(多嶋朝飛/レバンガ北海道)、「1度でいいから同じチームでやってみたかった。尊敬している人です」(篠山竜青/川崎ブレイブサンダース)、「Bリーグ界のキャプテン!」(田口成浩/千葉ジェッツ)、「プレーはもちろん。言葉でも学ぶことが多い先輩でした」(辻直人/川崎ブレイブサンダース)、「また1つ寂しいお知らせだなあ」(柏木真介/シーホース三河)、「ルーキーの時たくさんのアドバイスをいただき。学ぶことがたくさんありました!」(張本天傑/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、「ルーキーの頃からしっかり物を考えて、公私ともに尊敬できる選手でした」(宮田諭/東京エクセレンス)、「現役時代、一瞬で抜き去られた記憶が今でも残っている。プレーも人間性も素晴らしい選手」(安齋竜三/宇都宮ブレックスヘッドコーチ)
そして、青山学院大学からともにトヨタ自動車アルバルクに入団し、11年間同じユニフォームを着た岡田優介(アースフレンズ東京Z)は、「言いたいことは100分の1に留めておいた」とし、自らのnote(@ysk_okada#note)に『正中岳城という漢』という一文を載せた。
「いつからそんなに大人になったん?」で始まる文章は、乱暴であって温かい。『時間が経つのは早いなあ』のひと言に盟友を送る寂しさが滲んだ。
「大学時代からガチでマッチアップして、向こうからガンガンくるので、こっちもガンガン返して、練習が終われば『こうした方がいい』『ああした方がいい』とバスケの話を2人で熱く語りました。青春でしたね。あいつと僕との青春でした。トヨタに行っても先輩たちが引くぐらい2人でやり合って。なつかしいな。もっとやりたかったな。あいつが僕にとってどんな存在だったかと言うと、間違いなく『相棒』です。自分が『相棒』と呼べるただ1人の男だと思っています」