バスケが国技のフィリピンを飛び出し、Bリーグからプロキャリアをスタート
Bリーグは2020-21シーズンより「アジアの多様な選手との日常的な対戦での競技力の向上、またアジア市場におけるビジネス的な拡大を目的」とし、『アジア特別枠』が新たに採用される。広いアジアの中でまずは中国、チャイニーズ・タイペイ、インドネシア、フィリピン、韓国が対象となる。次回2024年のワールドカップはフィリピンを中心にインドネシアと日本(沖縄)の共同開催であり、この交流によりアジアにおけるバスケ熱がさらに高まっていけば良い。
トップを切って、三遠ネオフェニックスがフィリピン出身のサーディ・ラベナの獲得を発表した。ワールドカップ2019アジア予選では、フィリピン代表として2試合に出場した189cmのシューティングガードである(※日本戦はロスター外)。アテネオ・デ・マニラ大学出身のルーキーであり、国技であるフィリピンのプロリーグPBAを選択せずにBリーグからプロキャリアをスタートさせる。
「Bリーグは急激に発展していて、すごく大きなリーグになっていることを以前から聞いていました。優秀な外国籍選手が多く、NBA経験者もおり、とても競争力が高く、ハイレベルなリーグでプレーすることをとても楽しみにしています」
本郷謙二郎代表取締役社長は、「彼のパワフルかつスピードあるプレーは必見」とその特徴を挙げた。
「フィリピンの大学界No.1プレーヤーと契約することができたことを誇りに思う。早く彼のプレーをブースターの皆様、日本のバスケファンの皆様に魅力をお届けしたいと胸を躍らせている」
2019年にMVPを受賞したときのスタッツは平均29.5点、8リバウンド、7.5アシストという攻撃力を誇る。1on1が得意なフィリピンらしい選手であり、日本のガード陣とのマッチアップが今から楽しみだ。