はじめてチームメイトになる日本人選手たちに対し、「常にハードワークしている姿は素晴らしい。現にこうやって話をしている今も、練習が終わっているのに目の前でずっとシューティングをし続けているだろう」と刺激を受けている。また、マッチアップする外国籍選手たちについては「高いレベル、高いクォリティの選手たちがBリーグに来ている。実際、名のある選手やこれまでアメリカで対戦したことのある選手たちがおり、日本でまた戦えていることが素晴らしい」と現在はB2だが、それでもオチェフにとっては成長につながっている。
「NBAに戻りたいという気持ちはいつも持っているし、声がかかればいつでも行けるための準備をここでも行っているつもりだ」というオチェフは26歳と若く、これからの選手である。茨城での生活やBリーグにも意欲を見せており、「もしもNBAから声がかからなければ、日本でずっとプレーしたいとも思っている」というほどフィットしてきた。
アメリカとは文化が異なる日本の生活だが、リフレッシュできる場所は「焼肉屋!」と笑顔が弾ける。「先日までママが来日していたけど、帰国する前の日はチームメイトとともに焼肉に行って最後のディナーを楽しんだよ」と仲間たちとも溶け込んでおり、心地よく過ごしてプレーできる場所を見つけたオチェフの本領発揮はこれからである。
茨城ロボッツ #32 ダニエル・オチェフ
チームにもたらすチャンピオンズメンタリティー
part1「アメージングな全米制覇」
part2「夢が叶った瞬間」
part3「心地よく過ごしてプレーできる場所」
文 泉誠一
写真 沼田侑悟
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