富山グラウジーズ #9 水戸健史

富山とバスケをつなぐ架け橋 part2 「変化」

1つのリーグになったことでレベルが上がり、前年のファイナリストもBリーグでは残留争いの厳しい戦いが続いた。しかし、ドナルド・ベックを指揮官に迎えた昨シーズンは見違えるような活躍で、32勝28敗と勝ち星を増やす。初のチャンピオンシップ進出を果たし、「チームにとって自信がつきましたし、会社としてもブースターさんにとってもすごく盛り上がったシーズンでした」。

大きな期待とともに迎えた今シーズンだったが、得点源のジョシュア・スミスとベテランの阿部友和が相次いでケガをし、戦線離脱する。「ジョシュがいた今までは、相手に点数を獲られても獲り返せば良いというスタイルでした。でも今は、まずはディフェンスから失点を抑えることを意識しなければ絶対に勝てません」とスタイルの変化を余儀なくされている。

bjリーグ時代は3人まで外国籍選手がコートに立てるルールの中でも、富山は水戸をはじめとした日本人選手を多く起用してきた。今は葛原大智や前田悟ら、学生時代から名の通った有望な若手がいる。厳しい状況の中でも、川崎ブレイブサンダースや宇都宮ブレックスに一矢報いることができた。練習中は若手とともに最後まで一緒に汗を流し、ともに成長を続けている。

アドバイス? もしも困っていれば話を聞いて、答えることくらいしかできないですけど。彼らも今はプレータイムをしっかりもらい、日々成長していることを感じています。だからこそ、もっともっと積極的にプレーして欲しい。僕も彼らに負けないようにまだまだ走って、飛んでチームの勝利に貢献していきます

昨シーズンの得点源を失った富山は苦しいシーズンとなるかもしれない。だが、まだまだはじまったばかりであり、先は長い。

1日1日成長をして、共通理解を高めていくことが大事です。今はガマンをして、チームを成長させていけば、必ず勝つチャンスは出てくると思っています

part3「地元」へ続く

文・写真 泉誠一

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