川崎ブレイブサンダース #24 大塚裕土

上を向く矢印 part1

── それでも3年間はAチームに上がれなかった。足りないものについて考えたことはありましたか?

もちろん、ありました。まず僕はバスケを始めてからずっと点を取ることに重きを置いてきて、評価されるのはそこだと思っていました。でも、東海大はディフェンスを重視するチームじゃないですか。なんていうか、僕のスタイルとは真逆だったんですね。それと人間的な部分でリクさん(陸川章監督)が求める選手ではなかった気がします。声を出してチームの士気を高めるとか、とにかくガムシャラにやるとか、そういう部分ですね。それがないとAには上がれないことに気づいたのは2年の終わりぐらいです。

── 自分はそういうタイプじゃなかった?

そうですね。そういうタイプではなかったです。けど、自分のプレーには自信を持っていました。Aチームの試合の応援に行っても試合を見ながら「自分ならもっとできる。絶対できる」と思っていましたから。

── おお!

それで3年の終わりぐらいにリクさんから「来年はBチームのキャプテンをやってほしい」と言われたんですが、「自分はAチームに上がりたいのでBのキャプテンはできません」と答えたんです。

── おお!

それからしばらくしてリクさんに呼ばれて「Aに行け」と。

── おお!ついに!

はい、ついに(笑)。これで代々木(大学の試合のメイン会場だった代々木第二体育館)でプレーできるんだと思うとうれしかったですね。やっと代々木でできるんだって(笑)

part2「そろそろオールスターに連続MVPが出てもいいんじゃないですか(笑)」へ続く

文 松原貴実
写真 安井麻実

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