千葉ジェッツ #34 小野龍猛

千葉ジェッツを適当かつ良い加減に引っ張る無責任男

── その俯瞰して見る能力はどこで習得したのか?

なんスかね? そもそも人を信用してないですからね(笑)。大学4年次に初めてキャプテンを任されたときに、身についたのかなと思います。

── そのときに手本となった先輩などはいたか?

全然いないです。それまではバァーっと言うタイプの人が多かったし、俺自身も同じようなタイプでした。それを抑え始めたのが大学4年の1年間でした。当時の主力は後輩が多かったので、そこで声を荒げてもしょうがない。1年生が4年生に上からバァーっと言われたら躊躇するだろうなと思いました。俺自身は1年のときから全く躊躇しなかったですけどね(笑)。でも他の人だったら、特に俺みたいのに言われたら、絶対にヤダろうなと思った時でした。

── 自分を俯瞰して見たとも言えるのでは?

そうです。たぶん、そこから全体が見えるようになってきました。

── トリプルドラゴンの2人である竜馬と竜青から見た龍猛は「キャプテンっぽくない」という印象を持っていたそうだが、自分がリーダーに向いていると思うか?

向いてないんじゃないですか。だってテキトーだし、面倒くさがりなので、できればやりたくない。竜馬や竜青はキャプテンっぽい。司令塔だしね。俺はそんなタイプじゃないし、やりたくないですもん。むしろ、できれば他の人にやって欲しい。

── でも頼られたら断れず、その仕事を全うする親分肌のところもあるよね。

まぁ、言われたことはやりますというタイプ。ポジションを与えてくれたらそれはやりますし、NOとは言わないですよ。でも、率先してYESとも言わない。全く言わないです。

── 理想のキャプテン像は?

竜青や竜馬を見ていて、しっかりしているなと思ってますよ。田臥さんもそうですし、どのチームのキャプテンもそう思います。キャプテンって、チームに長くいる人がなるんじゃないですか?またはガードの人。そういう印象があります。その中でも竜青や竜馬は若いうちからキャプテンをやってるし、その能力を買われているんじゃないかな。他のチームはみんな見る目がありますよね。

── 千葉は見る目がない、と。

そう、全くないです(笑)。

── キャプテンを任されたことで行動や性格などの変化はあるか?

もちろん、それはありますよ。ブースターやスポンサーの方とのパーティーがあるときに挨拶するのがキャプテンである俺の役割です。その挨拶を考えなければならず、言い回しにも気をつけなければいけないので、昨シーズンは大変な1年でした。その経験を経て、今シーズンはうまくできるようになった感じはしています。そこが俺のキャプテン像。チームをまとめること以上に、クラブのためにしっかり挨拶するのがキャプテンとして大事なことだと思ってます(笑)。

 

文・写真 泉誠一

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