対抗は本家BリーグアワードでMVPを獲得した千葉ジェッツの富樫勇樹。受賞後のスピーチも含め、MVPにふさわしい選手であることに異論はない。しかし我々は、ルール変更による逆境をはね除けて活躍した竹内に、日本バスケ界の未来を託す思いでMVPを贈ることを決めた。
昨年、2年ぶりに日本代表活動に参加した渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)は竹内の変貌ぶりに驚いていた。上手くなるためには日本を出なければならないと言われることが多く、それは正論でもある。だが、日本でも優秀なコーチの下で貪欲に取り組めば、NBA選手を唸らすことだってできる。それを証明した竹内譲次や富樫勇樹は日本バスケ界の希望であり、Bリーグの価値を高めていく存在でもある。
今夏はワールドカップがあり、来年はいよいよオリンピックがやって来る。渡邊雄太や八村塁とともに切磋琢磨し、Bリーガーたちよ、世界で暴れて来いっ!
竹内譲次選手からのコメント
このような賞をいただき大変驚いています。
私はレギュラーシーズンMVPの富樫選手(千葉ジェッツ)やファイナルMVPの馬場選手(アルバルク東京)のように、特別何か数字を残したわけではありません。
なので今回は毎試合自分のやるべきことを徹底したり、なかなか数字には残らない部分を評価してくださったのだと思います。
私自身もそこが評価されたことはとても嬉しいです。
今後もチームの勝利のために自分ができることを精一杯やっていきたいと思います。
ありがとうございました!
映像提供:バスケットLIVE
文 バスケットボールスピリッツ編集部
写真 安井麻実
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