皆さんこんにちは。フォトグラファーの安井麻実です。
第26節、青山学院記念館で行われたサンロッカーズ渋谷vs新潟アルビレックスBBの一戦。この日の渋谷は、チーム発足以来初となる“3rdユニフォーム”を着用し、中地区1位(2019年3月8日時点)の新潟を迎えてのホームゲームでした。
渋谷区の花に指定されている「菖蒲」の紫色がデザインされたユニフォームに合わせて来場者にも紫色のチームTシャツが配布され、満員の会場が紫に染まりました。
【フォトグラファーあとがき】
今回は主に、渋谷の選手たちの表情をお届けしました。
渋谷史上初となる3rdユニフォ–ムで躍動する選手の表情、いかがですか?
渋谷というチームを撮影してかれこれ10シーズン経ちますが、“黄色くない渋谷”を撮ったのはこの日が初めて。来場者にも鮮やかな菖蒲色のTシャツが配られ、渋谷の伊佐HCが紫のネクタイをコーディネイトしていたりと、いつもと違うお祭りのような雰囲気が漂うアリーナ。
アリーナ内の照明も紫が多く使われ、照明・ユニフォーム・お客さんのTシャツと、全てが渋谷区の菖蒲カラーに染まりました。
この日の渋谷は、特別指定選手の盛實選手(専修大学3年)が、約17分のプレータイムの中で、日本人選手ではベンドラメ選手に次ぐ13得点をマーク。
積極的に3ポイントシュートを放ち、この日8本試投したうちの4本を決めて会場を沸かせました。外国籍選手の活躍はもちろんのこと、この節は日本人選手のオフェンスも光り、中地区1位の新潟を相手に、ホーム2連勝となった渋谷。
伊佐HCに「今すぐ契約したい」とまで言わせた盛實選手は試合後、「試合で特に緊張するということはなく、とにかく楽しみたい。」と、瞳を輝かせていました。
そんな彼のプレーや、試合中に見せる表情からは、「バスケットボール、面白いですよね?」と語りかけられているような気がします。
翌日、土曜日の試合では杉浦選手が躍動し、12得点をマーク。
A代表から帰ってきたベンドラメ選手は両日共に日本人選手トップの2桁得点と、若手選手がしっかり育っているという印象を強く受けた渋谷の第26節。
目まぐるしく進化と変化を遂げるチームから、今後も目が離せません!
文・写真 安井麻実