1月14日、15日、代々木第一体育館において『ALLSTAR WEEKEND』が開催された。14日に行われたEAST ASIA CLUB CHAMPIONSHIP(川崎ブレイブサンダース対安養KGC)は日韓クラブチーム対決として大きな盛り上がりを見せたが、この日は翌日に控えたオールスター戦に向けての記者会見、3Pシュートコンテストの第1ラウンドも行われ、初のBリーグオールスター戦へのカウントダウンに早くも胸が躍る1日となった。
自筆のパネルを掲げて『公約』を宣言!
記者会見場に登場した24名の選手たちは、最年長の田臥勇太、五十嵐圭(ともに今年36歳)から最年少の富樫勇樹(23歳)まで多彩な顔ぶれ。それぞれが事前に用意した『オールスターゲームの公約』を発表すると、あちこちから小声の突っ込みも聞こえ、終始笑いが絶えない楽しい会見となった。
選手の公約
田臥勇太(栃木ブレックス)「アシストにこだわる」
川村卓也(横浜ビー・コルセアーズ)「楽」自分も観客も楽しむ
富樫勇樹(千葉ジェッツ)「TABUSEさんのアシストパスでスリーを決める」
安藤誓哉(秋田ノーザンハピネッツ)「田口を止める」
宇都直輝(富山グラウジーズ)「とにかく楽しむ」
比江島慎(シーホース三河)「会場をわかせるドライブをする」
白濱僚祐(秋田ノーザンハピネッツ)「ダンクにチャレンジ」
桜井良太(レバンガ北海道)「印象に残る選手になる!そして勝つ」
ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)「トリプルダブル」
ジャスティン・バーレル(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)「テン(張本天傑)の上からダンク!」
熊谷尚也(栃木ブレックス)「ダンクしかしない」
ライアン・ロシター(栃木ブレックス)「フェイダウェイ、ジャンプショットをたくさん決める」
ディアンテ・ギャレット(アルバルク東京)「チームトップのアシスト」
アンソニー・マクヘンリー(琉球ゴールデンキングス)「ベテランらしいプレー」
五十嵐圭(新潟アルビレックスBB)「背番号にちなんだ『7』にこだわる」
張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)「お祭り男になる」
岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)「真剣(ガチ)!」
竹内譲次(アルバルク東京)「得点、リバウンドで背番号(15)を上回る」
ヒルトン・アームストロング(千葉ジェッツ)「ブロック&ダンク」
田中大貴(アルバルク東京)「1本でも多くダンクシュートを決める!」
喜多川修平(琉球ゴールデンキングス)「玄人好みのプレーをする」
金丸晃輔(シーホース三河)「3Pコンテスト優勝」
田口成浩(秋田ノーザンハピネッツ)「おいさー!」
鈴木達也(三遠ネオフェニックス)「ヤフートピックスに出る」
真剣勝負の3Pコンテスト(第1ラウンド)
日韓戦の前に行われた3Pコンテストにはリーグを代表するシューター7名が参加。制限時間60秒の中で5ヶ所に設置された5個のボールを打って得点を競った。5個のボールの内最後の1つはカラーボールでこれを決めると2点が加算される。つまり60秒で25回シュートしてパーフェクトだった場合は30点をゲットするということ。お祭り色が濃いオールスターと言えども、シューターの意地がかかるこのコーナーはガチガチ真剣勝負と言っていいだろう。第1ラウンドの成績と翌日の第2ラウンドの成績が加算されて優勝者が決定する。
3Pコンテスト第1ラウンド結果
朝山正悟(広島ドラゴンフライズ)8点
金丸晃輔(シーホース三河)18点
田口成浩(秋田ノーザンハピネッツ)21点
ジョージ・ハレルソン(大阪エヴェッサ)17点
狩野祐介(滋賀レイクスターズ)10点
田渡修人(三遠ネオフェニックス)16点
岡田優介(京都ハンナリーズ)9点
ダークホースと目される狩野選手は「あ~んなに緊張したのは久しぶり」と苦笑し、優勝を狙うはずの岡田選手は「あんまり入らないんで変な汗が出てきた」とコメント。暫定1位の田口選手がこのまま逃げ切り「おいさー!」と叫ぶのか、NBLの3Pキング金丸選手がそれに待ったをかけるのか。もちろん、まだどの選手にも逆転優勝の望みは残されている。熾烈な戦いの続きは翌日のお楽しみとなった。
文・松原 貴実 写真・安井 麻実