[セミファイナル]
リンク栃木ブレックス(2位)vs東芝ブレイブサンダース神奈川(3位)@ブレックスアリーナ宇都宮
第1試合 リンク栃木 ○76‐55 東芝神奈川
第2試合 リンク栃木 ●69‐76 東芝神奈川
第3試合 リンク栃木 ●60‐69 東芝神奈川
1戦目で勝利を飾ったリンク栃木は、当然のこと連勝を狙っていた。ところが、第2試合で思わぬアクシデント……頼みの#32ライアン・ロシターがケガで退場してしまったのだ。第1試合では33分のプレータイムで、19得点、11リバウンド。第2試合でも28分間プレーし、15得点、9リバウンドと、頂点を狙うためには欠くべからざる選手だ。
ロシター不在のまま迎えた第3戦は、東芝神奈川が20‐10をリードして第1Pを終了した。第2Pはリンク栃木が反撃して21-12、ホームのブレックスアリーナで大歓声を受け、後半の勝負に挑んだ。しかし、ロシターがいなければ、東芝神奈川#22ニック・ファジーカスの存在感が増すばかり。2本の3Pを含め、31得点、20リバウンドと申し分ない働きを見せ、アイシン三河との決戦の場に駒を進めた。
昨シーズンはクォーターファイナルで屈辱を味わったアイシン三河が相手だ。レギュラーシーズンは3勝2敗と勝ち越しているだけに、リベンジに燃えるはずだ
トヨタ自動車アルバルク東京(1位)vsアイシン シーホース三河(4位)@国立競技場代々木第二体育館
第1試合 トヨタ東京 ●67‐69○ アイシン三河
第2試合 トヨタ東京 ●84‐79○ アイシン三河
レギュラーシーズン4位のアイシン三河が“試合巧者”ぶりを発揮し、ファイナル進出を決めた。第1試合は両チームとも硬さが見られ、イージーシュートを外す場面もあって15‐15とロースコアの立ち上がり。第2P、アイシン三河はインサイドの#5アイザック・バックが7得点、このピリオドから登場した#22長谷川智也が2本の3Pを含む6得点と活躍しリードを奪った(38‐30)。
8点差のまま迎えた第4P、アイシン三河は#3柏木真介の3Pでリードを二桁に広げる。しかし、トヨタ東京も#24田中大貴の3Pで5点差に迫るなど、何とか食らいついて反撃のチャンスを待った。残り2分5秒、長谷川にこの日4本目の3Pを決められ、59‐67と苦しいトヨタ東京。だが、最後まで諦めることなく攻め続け、残り9秒に#4ジェフ・ギブスの1本目のフリースローが決まって67‐69。2本目は外れたが#0リチャード・ソロモンがリバウンドを取り、同点ゴールを狙ったもののリングに嫌われてしまった。
翌日の第2戦はトヨタ東京がリズムをつかんだ。アウトサイドのシュートもよく決まり、第3Pを終えて64‐57とリード。このまま逃げ切りか、と思われた。が、アイシン三河は両エース#14金丸晃輔と#6比江島 慎がギアを上げる。残り1分27秒、比江島の3Pで74‐76と2点差に迫ると、その後はフリースローを10本連続で決めるなど、すばらしい集中力を見せ、逆転で勝利をもぎ取った。
ミックスゾーンでは、冷静な表情でインタビューに答えたアイシン三河の鈴木貴美一ヘッドコーチだが、帰り際「采配の妙でしたね?」と声を掛けると、「今日は上手くいった」と笑みがこぼれた。
今週末からいよいよNBL最後の王者を決めるFINALSが始まる、果たして栄冠はどちらのチームが手にするだろうか。見応えのある試合を期待したい。
《アイシン三河 vs東芝神奈川 @大田区総合体育館》
GAME1 5月28日(土)15:00 試合開始(13:30開場)
GAME2 5月29日(日)15:00 試合開始(13:30開場)
GAME3 5月30日(月)19:00 試合開始 (17:30開場)
《アイシン三河 vs東芝神奈川@国立代々木競技場第二体育館》
GAME4 6月4日(土)15:00 試合開始(13:30開場)
GAME5 6月5日(日)15:00 試合開始(13:30開場)
※5戦3戦先勝方式のため、GAME4、5は開催がない場合があります。
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