Photographs by Munehiko Yoshida 吉田 宗彦
2016年3月13日/JX-ENEOSサンフワーズ○ 72 vs 59 ●富士通レッドウェーブ@国立代々木競技第2体育館
富士通は前日の勢いそのままに、序盤からスリーを高確率で決めるがJX-ENEOSも反撃し、点を取り合う展開に。第1Pだけで3本のスリーを決めた富士通#1三谷 藍。
切れのあるドライブからフィニッシュまで持ち込むJX-ENEOS#11岡本彩也花。そのスピードと滞空時間の長いジャンプで、高さのあるブロックをものともせず。
リバウンドから「アンドワン」をゲットしたJX-ENEOS#10渡嘉敷来夢に駆け寄る、#21間宮佑圭。
インサイドへ攻め続けるも跳ね返されることの多かった富士通#0長岡萌映子。ならばアウトサイドとばかり、長距離のシュートを決め(3/4)11得点。スコアラーの意地を見せた。
速い展開に持ち込みたいJX-ENEOSは#0吉田亜沙美が速攻からゴール下までドライブ。強引にフィニッシュまで行くと誰もが思った場面で、針の穴を通すノールックパス!
第2戦は7/9の高確率でスリーを決め、計28得点の富士通#15山本千夏。この日は前日ほどのインパクトはなかったが、チームハイの13得点でチームを牽引した。
レギュラーシーズンのスリーポイント王、富士通#8佐藤 梓(Avg.54.05%)。JX-ENEOSのトラップディフェンスを間一髪でかわす。
11分のプレータイムでアシスト2、スティール1、シュートはスリーポイント1本を含め3/6を決めて7得点。バックアップガードとして貴重な働きを見せたJX-ENEOS#32宮崎早織。
JX-ENEOS#23大沼美琴 vs 富士通#11篠崎 澪。大沼はペリメーターでの華麗なジャンパーが持ち味だが、泥臭いハードワーカーという一面も。
王者に肉薄する富士通。王手をかけられながらも、BTテーブスヘッドコーチは、試合後の記者会見で“内容はよかった”と手応えを口にした。「次戦が最後になるかもしれないが?」という記者の質問に力強くひと言、“ I’m not thinking about losing(負けることは考えていません)”