Photo & Text Mami Yasui / 安井 麻実
試合前、入念にストレッチする千葉#12岡田優介。赤いラインが印象的なバッシュには【OKADA】の文字が。
審判に抗議する際、感情をむき出しにする、千葉#13 クリント・チャップマン。
1戦目と2戦目ともにほぼフル出場だった千葉#1阿部友和。この日は2本放った3Pシュートを決めて見せ、合計12得点の活躍。
どんどん切り込んで行き、強力な日立東京のディフェンスをものともしない千葉#18デクアン・ジョーンズ。
この日、千葉のディフェンスに苦しむ日立東京。ゴール下で苦しい表情を見せた日立東京 #15竹内譲次
チームの持ち味が出せずにいらつきを見せる日立東京は審判のジャッジにもこの表情。日立東京#33アイラ・ブラウン。
日立東京の重要な得点源である、元NBA選手、#55ケビン・マーフィー。この日の千葉はなかなかシュートを決めさせてくれない。
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この日は昨日とはまるで違うゲーム展開。昨日の反省点を千葉が修正し、終始リード。
日立東京の強力なディフェンスをかいくぐり、美しいシュートをいくつも魅せてくれた千葉。逆に、千葉のディフェンスに苦戦した日立東京。3月6日の“サンロッカーズの日”に、ファンに勝利を届けられなかったこの想いは、次節への力に変わるに違いない。
試合終わりに千葉の阿部が語った“チーム内でのケミストリーは、始まったばかり”という言葉が印象的だった。#2富樫勇樹や#11西村文男を欠いて挑んだこの2戦。新たなヘッドコーチを迎え、心配される千葉だが、「ピンチから崩れるのは簡単だが、そこでいかに踏ん張ってチーム力を上げて行くかが大切だと思っている」と阿部は言う。
阿部友和という強力な接着剤がチーム内をどう強靭にし、どんな新しいケミストリーを起こしてくれるのか。今後の千葉からも、ますます目が離せない。