出場資格はチーム発足15年以上 ── 日本のストリートボールシーンを切り拓いてきた8チームが参戦
今週末(4月26日・27日)は毎年恒例のFIBA 3×3ワールドツアー 宇都宮オープナーが、宇都宮市バンバ市民広場にて開催。20年以上の歴史を重ねるHOOP IN THE HOODは、毎年変わらぬ5月5日の足立区スポーツセンターでチャンピオンシップが行われ、代々木公園バスケコートで繰り広げられる国内最大のストリートボールトーナメントALLDAYも5月3日から予選トーナメントがはじまる。ストリートボールを楽しむ季節がやってきた。
“ストリートボール” と聞いて、ハーフコートをイメージされるかもしれない。しかし本場アメリカでは、街中の公園にあるフルサイズのコートで繰り広げられる5on5を意味する。20年前、日本初のプロストリートボールリーグLEGENDが開幕。個人をフィーチャーし、シーズンを通して毎回チーム構成を変えながら、誰と組んでも勝利へ導く1人のチャンピオンボーラーを決めた。その後、チーム対抗戦となるSOMECITYがはじまり、今なお続くストリートボールリーグである。しかし、どちらもハーフコートでの3on3。ボーラーたちは存分に力を試すフルコート5on5も欲し、プロの道へ進む者もいた。
いよいよボーラーたちが待ち焦がれた5on5フルコートでしのぎを削るストリートボールリーグ「LEGACY BALL」が、5月18日(日)より開幕。会場は横浜駅からほど近い、横浜ビー・コルセアーズのパートナーとしておなじみの岩崎学園の屋上バスケコート。5月から10月まで月1回、6戦のレギュラーシーズンを行い、11月9日のファイナルで初代チャンピオンが決める。今後の詳細はLEGACY BALLのInstagram(https://www.instagram.com/legacyball_5on5/)にて。
ファーストシーズンの出場資格は15年以上の歴史を持つチーム。日本のストリートボールシーンを切り拓いてきた錚々たる8チームが揃った。
・UNDERDOG
・F’SQUAD
・Team-S
・TOKYO BEAST
・平塚Connections
・FAKE street
・420
・勉族
平塚ConnectionのCHIHIRO(池田千尋)はLEGENDチャンピオンであり、元3×3日本代表でもある3on3のスペシャリスト。SOMECITY TOKYOトップリーグに君臨し続け、「3on3というより、むしろ1on1しかやっていない。でも逆に、このLEGACY BALLがすごくありがたい場なので、チームとしてレベルアップできる機会になれば良い」と胸を高鳴らせる。20年来ストリートボールのトップを突っ走るCHIHIROは「41歳になり、20歳ぐらいの選手が入ってきたからこそ、大事なものを伝えていきたい」と話していたが、まだまだ築き上げてきた地位を明け渡すつもりはない。