2月4日(水)、新木場スタジオコーストで行われたSOMECITY 2014-2015 TOKYO 2nd PLAYOFFにはレギュラーシーズンの上位4チームが参加した。
「THE FINAL」2連覇中のディフェンディングチャンピオン、平塚Connections(レギュラーシーズン3位)は、2nd開幕戦で敗れたTOKYO BEAST(同2位)と対戦。1位通過のF’SQUADは、3年ぶりのPLAYOFF進出を決めた勉族(同4位)と対戦した。
平塚vsTOKYO BEASTは、409(シュレック)のシュートが早々に(!?)に決まり、お約束の雄叫びが……しかしながら、展開自体は常に平塚ペースで、徐々に点差が開いていった。最後はファウルゲームを仕掛けたTOKYO BEASTだったが、CHIHIROを始めフリースロを確実に決める平塚を追い詰めることはできなかった。
2年連続の「THE FINAL」進出に照準を合わせるF’SQUADに対し、勉族は「遊び」と「笑い」にペーソス(!?)も振りまきながら会場を大いに沸かせた。序盤は勉族が主導権を握り、仮エースが切れ味鋭いパフォーマンスで得点すれば、K-TA、AB、DAIKIら安定感のあるボーラーが揃うF’SQUADも応酬して僅差のまま。最後は自力の差か、F’SQUADが逃げ切った。負けはしたものの、勉族・ぬまとF’SQUAD・KYONOSUKEと1on1はある意味、見応え十分だった。
PLAYOFFの合間に行われた「SOMECITY CRASH」にはレギュラーシーズン7位だったSIMONに、44STREET(WHO’S GOT GAME? CHAMPIONSHIP2位)が挑戦。終始リードしたのは若い44STREETだった。まさかの「1st優勝チーム降格?」に、会場は張り詰めた雰囲気に。だが、そこはベテランの力が上回り、SHIBATAのアウトサイド、ACHAの体を張ったパフォーマンスでSIMONが逆転勝利を収めた。
さて、いよいよCHAMPIONSHIP GAME。3ピートを狙う平塚か、巻き返しを狙うF’SQUADか、どちらも負けられない。先手を取ったのは平塚。SHIGEO、CHIRIRO、TATSUHITOの3本柱は破壊力抜群で前半を21-15で折り返す。特別ルールの1on1でK-TAが得点し、追い上げムードが高まるF’SQUADはKYONOSUKEの連続3Pで怒涛のゴールラッシュ、一気に逆転に成功した。その後、緊迫した展開が続いたがF’SQUADが平塚の追い上げをかわして逃げ切り、「SOMECITY 2014-2015 THE FINAL」への出場権を獲得した。
なお、「THE FINAL」はTOKYO、OSAKA、SENDAIの各リーグの代表およびNIIGATA、NAGOYAなど各地区の1DAYトーナメントの勝者などが集結し、クラブチッタ川崎にて3月7日(土)、8日(日)の2日間開催される。
【PLAYOFF TOURNAMENT GAME 1】
TOKYO BEAST 37 – 47 平塚Connections
【PLAYOFF TOURNAMENT GAME 2】
F’SQUAD 27 – 24 勉族
【SOMECITY CRASH】
SIMON 46 – 41 44STREET
※SIMONがSOMECITY TOKYO レギュラーチーム残留
【CHAMPIONSHIP GAME】
F’SQUAD 37 – 33 平塚Connections
※F’SQUADが「SOMECITY 2014-2015 THE FINAL」への出場権獲得
羽上田 昌彦