注目のリトアニア開催!大本命はルカ・ドンチッチ率いるスロベニア
日本代表は男女5人制と男女3×3の4カテゴリーすべての出場権を獲得し、合宿や強化試合を重ねながら東京オリンピックへ向け、着々と準備を進めている。女子5人制と男女3×3は、すでに全出場チームが決まった。あとは男子5人制だけであり、本日6月29日より最終予選がセルビア、リトアニア、クロアチア、カナダの4ヶ所で開幕する。各5〜6チームで争われ、最後まで勝ち抜いた各開催地の1位だけしかオリンピックへの切符を手にできない狭き門となる。
・セルビア(開催地)、ドミニカ共和国、フィリピン、イタリア、プエルトリコ
・リトアニア(開催地)、韓国、ベネズエラ、アンゴラ、ポーランド、スロベニア
・クロアチア(開催地)、ドイツ、メキシコ、ロシア、ブラジル、チュニジア
・カナダ(開催地)、中国、ギリシャ、チェコ、トルコ、ウルグアイ
日本として、注目すべきはリトアニア開催。すでに日本の組み合わせは決まっており、アルゼンチンと2019年ワールドカップチャンピオンであるスペイン、そしてこのリトアニア開催を制したチームが予選ラウンドで同じグループとなる。ホームコートアドバンテージがあるリトアニアが有利に立つが、ワールドカップでそのリトアニアより1つ上の8位になったポーランドも強敵である。しかし、大本命はスロベニアだ。22歳、ダラス・マーベリックスの若きエースとして君臨するルカ・ドンチッチがロスター入りした。NBAシーズンと重なったために力になれず、ワールドカップ出場は逃しており、オリンピックに向けて必勝体制で臨む。
カナダ開催でのBリーガーたちの活躍に期待
ドンチッチ以外にも、ドイツのイザック・ボンガ(ワシントン・ウィザーズ)など、多くのNBA選手が参加する。その活躍を追いかけるだけでも、最終予選は見応えがある。NBAチームがあるカナダは、当然ながらほとんどがNBA選手だ。同じグループにはBリーガーもおり、ここも見逃せない。
ワールドカップでも対戦したチェコ代表には、引き続き横浜ビー・コルセアーズのパトリック・アウダが名を連ねている。また、川崎ブレイブサンダースのマティアス・カルファニはウルグアイ代表として、世界に挑む。この両チームは予選ラウンドで同グループとなり、直接対決が待っている。同じグループにはもう1チーム、アーサン・イリヤソバ(ユタ・ジャズ)とセディ・オスマン(クリーブランド・キャバリアーズ)を擁するトルコがいる。ワールドカップ初戦の相手であり、67-86で敗れて世界の洗礼を受けた。つい先日、アジアカップ予選で対戦したばかりの中国もいる。アジアカップ予選と同じく、オリンピック最終予選もDAZNで中継されるので、今大会を通じて世界情勢を知り、オリンピックに備えたい。