bjリーグ vs NBL
SOMECITY 2014-2015 TOKYO 1st 第3戦が5月14日(水)にいつものクラブチッタ川崎にて開催された。NBL、bjリーグはファイナルを残すのみとなり、WJBL、NBDLを含めた多くのチームはオフシーズンに突入。そうなると遊びの場であるSOMECITYにいろんなヤツらがやって来る。
WHO’S GOT GAME?を勝ち抜き、今シーズンよりレギュラー参戦しているSUNDAY CREWは、負けなし2連勝中。東京サンレーヴスの佐藤 優樹選手と澤地 サミュエルJr選手を加え、3連勝を目指す。対するSIMONには、つくばロボッツの浅野崇史選手と田中大地選手 a.k.a. マイケルがイエローコートに戻ってきた!
NBL vs bjリーグの選手同士の攻防が目の前で繰り広げられる。前半こそ18-7でSIMONがリードしていたが、SUNDAY CREWも巻き返す。残り1分、澤地選手の3Pで2点差まで迫ったが、33-26でSIMONが逃げ切りSUNDAY CREWは初黒星を喫した。
戻って来たマイケルはなかなか鳴らないファウルに戸惑いを見せつつも、「フィジカル強く攻めることが練習にもなるので、こういう場所は大切」と話していた。
SOMECITY公式戦史上初の女子ボーラーはオリンピアン!
2試合目、TEAM-S vs UNDERDOG戦には、史上初の女子選手がイエローコートに立つ。やって来たのは同じ川崎市を拠点にするWJBLチーム、富士通レッドウェーヴの立川 真紗美選手。猛者どもがひしめき合うコートに女子選手が立つだけでもすごいことなのに、立川選手はオリンピアン。ついにオリンピック選手がSOMECITYにやって来たのだ。
後半途中から投入された立川選手は、屈強なUNDERDOGの当たりにも引かずに攻める姿勢を見せ続ける。ベンチに下がる時には、会場中が拍手で包まれた。しかし結果は、31-17でUNDERDOGが圧勝。
ご存じの通り、UNDERDOGのWORMはNBDL大塚商会アルファーズの落合知也選手であり、巣立って行ったNBL熊本ヴォルターズの真庭城聖選手やレバンガ北海道の永田晃司選手らも戻って来る可能性は高い。
bjリーガーを輩出してきた420のベンチには、高松ファイブアローズの小寺 裕介選手ことDELAがいた。試合にこそ出ていないが、アドバイスを送り続ける。しかし結果は、次々とメンバーを変えながら攻め立てたF‘SQUADが26-12で勝利し、唯一負け無しの3勝目を挙げた。
ラストゲームは昨シーズンの王者・平塚Connectionsと未だ勝ち星の無い勉族が対戦。この両チームには、昨年の大学日本一を決めるインカレ決勝のコートに立った平塚ConnectionsのUMEと勉族のバンカーを擁し、打点の高い攻防で盛り上げる。拮抗した試合であったが、35-27で平塚Connectionsが上回った。
次戦、現役日本代表選手が参戦!
SOMECITYが行われていた頃、バスケリーグ一元化に向けてFIBAからの最後通告を受けたニュースがSNSに流れ、様々な意見を目にした。それを嘲笑うかのようにSIMON vs SUNDAY CREWの一戦では、すでにNBLとbjリーグの選手たちが体をぶつけ合い、終われば笑顔でハグし合う。選手たちはどんな場であれ、プレイできる環境があれば全力を尽くす。SOMECITYには様々なカテゴリーの選手たちが垣根を越えて集まるとともに、この舞台からネクストレベルを目指している。さらに、6月5日(木)から行われる3×3世界選手権へ向け、日本代表候補も多く輩出。
そんなイエローコートには誰もが立てる可能性がある。来週5月21日(水)のWHO’S GOT GAME?を勝ち抜けば、その可能性はグンと高くなるので、まずはエントリーし挑戦してみてはいかがだろうか?
そして次戦5月28日(水)には、女子ボーラーたちのエキシビションマッチが行われる。現役日本代表選手であり、中国リーグWCBAで優勝した大神雄子選手がやって来るかも!?
何が起こるか分からないライヴを見に、ぜひ現場でバスケにしよう!
泉 誠一